乾燥しやすい冬には加湿機が欠かせません。
最近は格安の超音波式をよくみますが、超音波式は水を微振動で飛ばすため雑菌などをそのまま飛ばす危険性があります。
その点、水を吸ったフィルターに風を当てて気化させるタイプは安全ですがフィルターにカルシウム汚れ(カルキ汚れ)がべったり付くんですよね。
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「もう気化式加湿器は嫌じゃ!」という方は象印のスチーム式をおすすめするよ!これで私はフィルターのカルシウム汚れから脱却できた!(汚れは付くのでメンテは必要ですが)
加湿器フィルターのカルキ汚れにはポット洗浄中が激落ち
クエン酸とは違う成分でしっかり溶ける?
よくある対処法としてはクエン酸溶液につけ置く方法がありますが、ガッチリこびり付いたカルシウムにはあんまり効果ありません。
そこでかねてから気になっていた「ポット洗浄中」を試してみたという訳です。
ちなみに「クエン酸と違うの?」という意見がありそうなので成分を見てみました。
スルファミン酸(73%)、発泡剤(炭酸塩)、賦形剤、キレート剤、界面活性剤(ジアルキルジメチルアンモニウム塩)
とあるように、スルファミン酸という成分が大半を占めているようです。
ちなみに「ポット洗浄中」は給湯ポットのカルシウム汚れを落とす製品であるため、加湿器のフィルター汚れに関する事は何一つ書いてありません。
使用の際は自己責任でお願いしますね。(私は換気したお風呂場でやりました)
適当なバケツにぬるま湯を張り、フィルターを漬けます。
熱湯はダメだそうです。
ほんとはプラスチックカバーも汚れているので溶かしたかったのですが、直径が大きくバケツの底に入りませんでした。
(ぬるま湯をバケツいっぱいに注げば浸かりますが、水量が多すぎて溶液濃度が薄まってしまうと思い断念)
発泡入浴剤みたいです。
400円ほどで3錠入っているので、キレイに落ちるならAmazonで中華製の互換フィルター使い捨て運用するより経済的です。
一晩浸け置いたあとに歯ブラシでこするとポロポロ取れる
これはびっくりしました。
クエン酸だと一晩置こうが何年置こうが取れないカルシウム汚れがすんなり取れました。
フィルターが黄ばんでいたり、歯ブラシの届かない奥にまだ残っていたりしますが、あの頑固な汚れの大半は消え去り十分合格です。
比較してみて下さい。
これだけ汚れが取れたので、加湿器が水切れになっても悪臭を発しないようになりました。
(うちの加湿器はタンクの水が無くなると悪臭を放つのですぐ気づきます)
まぁ、しばらく使うとまたフィルターにカルシウムが溜まるでしょうから、臭いを発するのですが・・・。
歯ブラシでこするところは撮り忘れたのですが、一部始終を動画にしましたのでこちらもどうぞ。
注意ポイント
ちなみにフィルターだけではなく、そのフィルターを入れているプラスチック製の枠にもカルシウム汚れがごっそり付着します。
「プラ枠もポット洗浄中で綺麗になるのかな?」と2.3回つけ置きを試してみましたが駄目でした。
プラスチックに付着したカルシウムはとても頑固なのか、ポット洗浄中の濃度濃いめでやってもビクともせず、結局プラスチックカードなどでけずり落とすのが関の山。
骨折り損になるので、綺麗なものにしたかったら新品の枠を購入するほかなさそうです。
あとがき
クエン酸100%の類似品もあるので注意!
「ポット洗浄中」かと思って買うとただのクエン酸100%タブレットみたいなのもあるので注意が必要です。
クエン酸なら粉末が100円ショップにもありますし、私も何回も買いました。
Amazonで食品用のクエン酸なども試しましたが、フィルターのカルキ汚れは全然取れません。