賃貸物件を引っ越す際、必ずある(と思っている)のが退去時立ち会いですよね。
管理会社の人と物件の確認をしたり鍵を返却して終わる訳ですが、場合によっては「借り主の無知につけこんだ悪質なボッタクリ」も横行しているようです。
しかし賃貸退去時の立ち会いは義務ではなく、そもそも立ち会いせずに済ませることがボッタクリを防ぐ最善策であるという話の紹介。
賃貸退去時に立ち会いそのものを拒否するメリット
言いくるめられてサインを強要されるなどの心配がない
退去立ち会いは過去に何回もしましたが、本当に業者によって全然態度が違います。
私はいままで比較的よい業者に当たっていましたが、中にはイチャモンを付けて高額な原状回復費用を払うような書類にサインを求められることもあるようです。
そもそも、管理会社は立ち会い業務自体での儲けはありませんよね。
出ていく人と空き部屋を確認するだけですから。
しかし、悪質な業者からすれば立ち会い業務は「無知な奴からボッタクれる最後の稼ぎポイント」だったりする訳です。
(誠実に業務として行っている業者もたくさんいると思いますが)
例えば、原状回復費用として相場より高い修繕費を要求したり、一般的な生活による経年劣化レベルの部分を入居者の過失として請求したりする場合。
立ち会いの場面でそれを認めさせてサインをさせれば非を認めたことと同じ。
つまり、業者側にお金がチャリーン(儲け)なのです。
中には立ち会い業務を外部委託している管理会社もあるようで、その場合は上乗せした修繕費が彼らの報酬であるため、悪質な手口も横行しやすいようです。
立ち会いを拒否しても大丈夫なのか?立ち会いは義務ではない。
こちらの動画でも詳細に述べられております。
この動画の制作者はご自身が物件オーナー(大家)であるとのことで、賃貸でのボッタクリ事情などにも精通しており、借りる側の視点で解説がなされています。
この動画は賃貸契約をする(している)全ての人に価値のある動画ですので、必ず見て内容を頭に叩き込んでおいたほうが良いでしょう。
大手業者でも平気でぼったくる可能性があるとのことですから、自分自身で自衛するほかありません。
退去立会いについては多くの人が疑問に思うことすらなく「当然やるべきこと」と認識していますよね。
私もそうでした。当たり前だと思ってました。
しかし、退去立ち会いは拒否しても問題なく、法律で決まっている訳でもありません。
賃貸の解約通知書内にその旨を盛り込めば、相手方はそれを拒否する正当な理由はないのです。
鍵も後日郵送で送れば返却したこととなります。
それを迂闊に立ち会いしてしまい、口車に乗せられてサインしてしまうと何もかも相手の有利に動く請求ができてしまいます。
注意点
部屋の状態は入念に撮影・記録を残し、後から捏造されないように気をつけましょう。
(自分で付けた汚れや傷は嘘をつかずに自己申告すべきですが、上記動画では「火災保険で修繕する方法」にも触れています)
また、どうしても立ち会いしないといけない場合は「事前準備」を入念にしましょう。
特に学生(20歳前後)や女性はナメられやすいので、30代以上の男性に同伴してもらうなどをすれば良いでしょう。
立ち会いでボッタクる場合、法律やガイドラインを無視した発言で丸め込む人もいるようですから、録音(場合によっては録画)もしておくと尚良し。
でも、だからこそバッチリ防衛して自分のお金を守ろう。
知らない人は騙される
みんなが退去立会いを拒否すれば、相手に有利なルールはいずれ消える
「法律や何やを知らない人から搾り取ろう」という構造はどの業界にもあるものです。
しかし、すべての人にとって生活の土台となる住居におけるボッタクリは個人的に許しがたいものだと思います。
そもそも賃貸契約でさえ、仲介業者に紹介される訳ですが基本的にその業者がピックアップした物件ばかり紹介される仕組みです。
自分から物件を指名しても「もう決まって空きがない」とか、証拠をロクに見せられないまま話を流されてしまう現状。
そもそも最初から空いてすらいない「おとり物件」で集客して違う物件に決めさせたりするのは詐欺行為ですよね。
ネットで何もかもがスピーディに回る今、不誠実な業者は即座に情報が共有され淘汰されるべきですし、その対策も多くの人に周知されるべきだと考えます。
こちらのyoutuberは本当に有益な情報を発信しており、仕組みや手口を知られたくない業界から邪魔が入るのではないか?と思ってしまうほどです。
悪質業者から自分や大事な人を守るために。