最近、雪がガンガン積もって大変です。
雪道も状況次第ではツルツル滑って危険ですよね。
私は先日、1000円の滑り止めスパイク付きバンドを購入したのですが、見事に使えませんでした。
仕方がないので分解、スパイク部分だけ流用してバンド部分を自作してみた話です。
1000円のスパイク付き滑り止め靴ベルトを買った結果
これって欠陥?それとも靴が小さい人向け?
きっかけは「今年はちゃんとスノーブーツでも買って冬に備えるか」と思ったことから。
秋口にタイミングを見て安くコロンビアのスノーブーツを仕入れておいたのですが、これがいざ使うと圧雪ツルツル路面だと普通に滑るんですよね。
ゴツゴツしてますが、よくよく見ればそんなグリップ力のなさそうな靴底にもみえます。
で、楽天セールのマラソン要因として1000円の滑り止めスパイク付きベルトを買ったのですが、これがすごい作りでした。
こう見ると普通ですよね。金属のスパイクがしっかり食い込みそうです。
では靴に装着しましょう。
逆側から見ると・・・。
マジックテープの柔い面は端っこについており、ザラ面との間には織ゴムがついています。
「なるほど、引っ張ってつけろとな」
当然そうなりますよね!織ゴムばっかり伸びて全然届かない!なんだこの作り!
| 柔い面 | ゴム | ザラ面 |
ではなく
| ゴム | 柔い面 | ザラ面 |
だったらちゃんと届くはずなんですけど、これ小さい靴用でしょうか。
使えないので分解、いっそ自分仕様にバンド部分を作れないか考える
ダイソーにあるライクラ織ゴム(30mm)がぴったりだった件
私の裁縫箱をガサゴソしてたら、以前ビロンビロンに伸びたアイマスクのバンドを修理するために買ったライクラ織ゴム(30mm)の余りがありました。
分解したあとのスパイクの両サイドにある金具と幅がぴったり!
意外と強そうだし二重でバンド代わりにならないか試してみることに。
ミシンが通らないので汚いながら手縫いでガッチガチにしてやりました。
できた!
これならマジックテープで着脱する必要もなし!見た目もシンプル!
いざ実践投入!数十メートル歩くと脱げる件
意気揚々と家を出て雪道を歩く。
「これは来たね!こんなスマートに解決できちゃうなんて2022年は私の時代だな!」と思いつつ下を見たら片方のバンドが脱げてました。
振り返ると雪に揉まれた黒い塊が無念そうに落ちてました。
よくよく考えると、人間の体重を何百回・何千回・何万回と受けながらグリップを効かせるのですから、そりゃ少しづつズレていきますよね。
恐らく1000円のバンドをあのまま装着できてたとしても、脱げてた可能性ありますね。
でも意外なことに、ゴムバンド自体は切れないしピンピンしてたんですよ。
脱げた後にまた装着し、1.5キロほど先のダイソーまで歩いたのですが、全然問題ありませんでした。
バンド部分を追加し、脱げ対策を講じた結果
ダイソーへ向かう道中、どうやって脱げ対策をするか考えてました。
そして、購入したのはやっぱり織ゴム。
前へ脱げていくのだから、前へいかないようにかかとをぐるっと覆うゴムを付けてやればいい!という魂胆。
というか、市販されてる滑り止め靴バンドってこんな構造ですよね。
いざ装着。
別に織ゴムである必要はなく、むしろベルトみたいな伸びない素材の方がかえって良いのではないか?と思います。
が、硬い素材になると縫うのが大変なんですよね。
ついでに靴とバンドの間に滑り止めシートを入れて追加のズレ対策もしてみました。
その結果。
うん、脱げない!(すごく前にズレていこうとするけど、上の位置で止まる)
成功ですが(滑り止めバンドが)意図していた位置にないので、やっぱり後付けしたバンドは織ゴムじゃなくて伸びない素材の方がよさそうですね。
結果
改善の余地はあるものの、普通に使えるし滑らず歩ける
帰宅して脱いですぐに撮影した靴です。
バンドの位置に注目です。
私の歩き方のせいか何かわかりませんが、歩き続けるとこの位置に落ち着くようです。結構まえ側です。
裏返すとこんな感じ、ゴムバンドに破れや外傷は見当たりません。
とはいえ、角カンではなく織ゴムを後ろに引っ張るようにしたので、力の関係的に下記のようになります。
予想していましたが、ここが一番弱点となりやすい気がします。
ちなみにスパイクは抜けたりしませんでした。
ただ、金属スパイクは雪道以外だとコツコツ言いますし、床も傷つけるので常時装着は厳しい。(ゴムなので着脱は楽チンですけどね)
ずっとテンションかけると伸びそうなので、かかとだけは外しておくことにします。
さいごに
自分で靴にあった滑り止めを自作することは”一応”できる。
1000円の謎スパイク付きバンドと、ダイソーの織ゴムと縫い糸だけでできてるので、お金もそんなにかかりません。
既製品のスパイク付きバンドもレビュー等をみると「ゴムが切れた」とか「脱げた!」とかネガティブな意見もあるので、完璧を目指すのは難しいですね。
ただ、おすすめはしません。