先日、マキタの10.8V電動ドライバー(DF333DSHS)と電動空気入れ(MP100DZ)を購入しました。
いつもインパクトドライバーを愛用していた私がここにきて電動ドライバーを買った理由や、エントリー価格帯のマキタ製品についての印象をレビューしたいと思います。
あえて電動ドリルドライバーを買った理由
インパクトである理由がほとんどなかった数年間
私は子供の頃から電動工具に憧れを抱いており、中でもインパクトドライバーの高速回転打撃には何とも言い難い魅力がありました。
そんなこともあり「いやぁ、選ぶならドリルドライバーよりインパクトドライバーだよね」ととりあえずインパクトを選んでいた訳です。
もちろん電動ドライバーとインパクトドライバー、それぞれ得意分野がある訳でどちらが上とか下とか無いですけど・・・まぁ用途が被り過ぎてる。
電動ドライバーでできることはインパクトでもほとんどできるので、なんとなくインパクトに上位互換的なイメージがあったりするんですよね。
(私だけかもしれませんけど)
しかし、私の過去数年の電動工具利用シーンを振り返るとインパクトの性能が活かされたシーンなど1つも無かった。
具体的に言えば「コーススレッドを何十本何百本と手早く打ち付けて何かを作る」なんて事はなかった。
「インパクト(打撃)を用いるレベルのトルクでボルトやネジを締め付ける」なんて事もなかった。
ただ、私はそれをする大工さんなどプロの姿を見て漠然と「インパクトドライバー至高説」を心の中で唱えていただけなのかもしれない。
私の行う工作やDIY用途ではインパクト性能の出番はなく、むしろ電動ドリルドライバーの方がいいのではないか。
なんて事を思い「電動ドリルドライバーを使おうじゃないか!」と。
マキタの10.8V製品は良いのか?悪いのか?
室内DIYレベルなら全く問題がなくコンパクトで可愛いマキタの10.8V
こちらが電動ドライバー(DF333DSHS)
もっと上を求めると14.4Vや18Vもありますが、後述する空気入れと合わせるために一番グレードの低い10.8Vを選びました。
ソフトケースも付属しいい感じです。
充電器とともにコンパクトに収まってます。
ほんとコンパクトに作られてます。本体だけならA4用紙にラクラク収まる。
樹脂の質感は以前買ったsnapfreshよりずっと良いです。
そのあたりはやっぱり工具メーカーの違いが出てきますね。
この10.8Vドリルドライバーの使い勝手ですが、悪い所もとくになく高負荷な作業じゃなければ難なくこなせます。
例えばツーバイフォー材をラブリコとかで突っ張って棚を作るとか、室内で完結するDIYならこれで十分すぎる気もしますね。
- 部屋の床や壁の張替え
- ウッドデッキや小屋を作る
逆に上記のようなコーススレッドを何本も打ってく用途ではインパクトの方がスピーディーで楽かと思われます。
10.8Vの電動空気入れはめっちゃくちゃ便利!(音はそこそこ煩いけど)
そしてこちら、電動空気入れ(MP100DZ)です。
ドリルドライバーにはスライドバッテリーと充電器が付属しているので、本体だけを買えばバッテリーを流用できます。
本体は7,000円程度でお安く買えるので、下手に中華製の電動空気入れを買うより信頼性が高いです。
空気入れが必要な方は少ないかもしれませんが、自転車に乗る人だったら定期的に使うかもですね。
こちらはソフトケースはついてきません。
デザインはドリルドライバーと統一感があっていいですね。
マキタには他にも10.8Vバッテリーで駆動する工具ラインアップがあるので「10.8Vバッテリー専用工具」で揃えた場合、もし乗り換えを考えた場合に難儀するかもしれません。
無くしやすいアダプタ類の収納場所があるのはありがたい。
ボールの空気入れとかはキャンプや海でのビーチボール・浮き輪の空気入れはもちろん、ビニールプールを設営するときに便利そうですね。
口でシューシュー膨らませてたら疲れてキャンプどころじゃないですからね。
圧力は121PSI(830kPa)まで充填できるので、高圧での空気入れが必要なクロスバイクやロードバイクにも対応できます。
少しかさ張りますが、軽いので修理キットとともにリュックに入れて背負えばサイクリング先でパンクしても余裕です。
ドリルドライバーはわかるんですけど、何故か空気入れにもLEDライトがついています。
あれですかね「小屋にしまった自転車の空気を入れるならライトがあった方が便利だよね」みたいな心遣いでしょうか。
電源を入れるとPSIかbarかkPaと単位を選ぶボタンがあり、プラスとマイナスで数値を決めます。
例えば120PSIと設定してからトリガーを引き、対象物にエアを充填すると120PSIになった所で運転が止まります。
今までは空気入れを必死でポンピングしてゼェゼェする所を、トリガーを引きながら天井のシミでも数えていれば勝手に充填が完了するので良い時代になりました。
この空気入れ、要するにコンプレッサーなので気になるのは騒音かと思います。
そこそこ普通にうるさいです。夜に使うと迷惑になるかと思われる。
ただ、本体が小さいので適当なダンボール箱に入れてトリガー引くだけでも少し静かになったりします。(ほんの少し)
そもそも10分20分も空気を入れ続けるような事はないので、少しの我慢。
総評
デカイものを作らないならマキタの10.8Vシリーズはアリ
DIYや日曜大工を始めるにあたって電動工具選びは悩ましい所です。
「どうせ長く使うなら上位機種を・・・」という意見もありますよね。わかりすぎる。
ただ、個人的には「室内で済ませられるようなDIY」であれば10.8Vシリーズは多様性があり便利だと感じました。
18Vでもシリーズは色々ありますが、当然上位機種なのでそれぞれが高くなり(性能も上がりますが)なによりバッテリーが高額なんですよね。
10.8V用掃除機もありますし。ジグソーなど一通り揃ってます。
価格を抑えるなら中華メーカーという選択肢もありますが、品質に心配があるなら「安くてもマキタ」という選択肢はアリではないかと。