昨今、急速にGoogle離れが加速しています。
私の友人も「なんでもかんでもGoogleになるのが嫌」と代替サービスに自主切り替えをしている人もいるほど。
さらに2021年は某感染症に関する個人の発信を検閲、否定的なモノにはペナルティを与え情報統制を始めたGoogle。最近は気象変動による内容も取り締まるようになりました。
これはもう「検索エンジン=多種多様な意見を元に人々に考えさせるための手段」から「人々を考えさせずに誘導するための洗脳手段」として機能しはじめたのではと考えてしまいます。
これには海外でも大きな波紋を呼んでいます。当然です。
大手テックの言論検閲を阻止する動き相次ぐ テキサスも法規制目指す
しかも検閲&情報統制は今回に始まったことではありません。
YouTube、米大統領選の不正を訴える動画を削除 恣意的な言論弾圧が加速
Google、行動規範からみんなのモットー「Don't Be Evil(邪悪になるな)」を外す
引用:https://www.gizmodo.jp/2018/05/google-removes-dontbeevil.html
注意
ネット上に拡散されている情報については個々の責任により判断し選択するようお願いいたします。また、どのような情報も個人の責任で取捨選択するのが大人に与えられた自由だと考えています。(後述します)
無料で多様なアプリを使わせることでシェアを得た先
個人情報・集団情報は金になる。大衆の行動を知れば扇動できる。
一個人の情報はプライバシーが色々と叫ばれますが、個人ではなく集団としてまとまった統計データが取れればそれでも「利用者のうち○%はこういう行動をする」と推測できます。
そこから新しい誘導先を設計してお金を稼ぐこともできますし、現代において一番の武器はビッグデータと言われるのもうなずけます。
「Googleは人々に便利なサービスを無料提供して世界を支配しようとしている」
こういう話を突き詰めると陰謀論とか言われちゃう訳ですが、実際問題「Google検索での情報に偏りがある」と感じている人はいる訳です。
よくテレビ局に「偏向報道」なんて言葉があるように、検索エンジンも「偏向検索結果」にするのは容易いこと。
ましてやYoutube内広告ではコピーブランド品の詐欺広告を平然と流し、逆に気に食わない動画の内容は真っ先に検閲して削除やアカウント停止対応ですからね。
広告で稼いでる企業は「大金を支払うスポンサーの意向を汲む」なんて当然の話で、陰謀でもなんでもありません。
マスメディアが既にそれをやってるのは周知の事実。
さらに、ただなんとなく見せられてるテレビと違い
自主的に検索しているように思えて実は誘導されている
これが一番怖いところですよね。
でも、そうなっている人が意外と多く、抜け出すためには疑い調べ続ける他ありません。
Instagram(インスタグラム)で84万人のフォロワーを掲げるGENKINGさん。
2016年3月に行われたイベント「B Dash Camp 2016 Spring in Fukuoka」で
「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」
と表現し、SEO対策に対しての見解を示したのですが、当時私どもは「そうは言っても、Googleが検索エンジンとして機能し、WEBのプラットホームである事に変わらないだろう・・」
と思っていたのが約1年前なんですね。
2016年時点で既に「SNSを検索エンジンとしてリアルな声を拾う」という考え方は若者を中心に根付いていたようです。
とはいえSNSも結局は広告で稼ぐビジネスモデルなので広告主の都合に合わせて情報統制はできるでしょうし、大手であればあるほどにやり放題な気がしします。
脱Googleのすすめ:ネット検索はDuckDuckGoとBraveを
検閲が激しいGoogleはオワコン。Bing,、Baidu、Yahooどれに変える?
「グーグルは危険、使用中止せよ」元社員が本気暴露! 検閲、プライバシー無視
検索エンジンもSNSも1つで安心してはいけない
検索ワードよりも検索プラットフォームに注目
もはや検索結果で情報統制される可能性を考えると、精度もへったくれもない検索エンジンの方が有り難く思えてきます。
既に「どんな言葉で調べるか?」のみならず
「どこでその言葉を調べるか?(or 誰にその話題を話すのか)」の時代にあると考えます。
スポンサー(広告主)にとって知られると困ることを検索結果から除外されるようになると、もはやネットの利点がありません。
これは日常生活でも同じで、利益が関わっている人に何を聞いても、家族でもない限り向こうに都合の良い話しかされません。
聞く人間を間違えた時点で何を聞いても同じ所に落ちる蟻地獄であるように、
検索する場所が間違っていると何を調べても自分で判断できる材料には辿り着けなくなりました。
もちろん中には徹底した顧客目線な人もいるだろうけど、そういう人ほど(その仕事で)食べていけない上に、同業者から攻撃されてるような気もする。
となると「どれだけ検索可能な場所を知っているか?」は重要ですし、複数の検索エンジンやSNSを横断的に調べるスキルが求められます。
メモ
具体的にどんなキーワードが検閲対象なのかは不明ですが、各エンジンで同じキーワードを比較すると違いがわかります。
ちなみにここ2年ほど世間を騒がせている内容以外にも「献○ ビジネス」といった複合キーワードも後述するDuckDuckGoとの違いが明確です。
Googleはある時からYMYL等、特定ジャンルは特に公的機関などが上位になりやすいアルゴリズムなっているようなので、それも今回余計に影響しているとは思われます。
DuckDuckGo(ダックダックゴー)やEcosia(エコシア)を使う
Googleは記事の通り、またYahoo!はガワだけでシステムはGoogleを用いてますし、bingもMicrosoftなので偏向はありそうです。bingはGoogleと違う結果を返すようです現状。
そこで代替案となるのが2つの検索エンジン。
ポイント
ブラウザのスタートページ(最初に表示される。多くの人はGoogleかYahoo!だと思う)を変えるには下記ページをチェック!(他サイトへ飛びます)
Googleクローム(Chrome)の検索エンジンをDuckDuckGoに切り替える~検閲なしで欲しい情報を見つけるために~
注意ポイント
最近「DuckDuckGoは買収された」なんて噂もありますが、調べてみると公式で発表された情報はないようです。
それ以前に「自分で検索比較してみて検索結果が変わっているのかどうか?上位に出てくる情報に意図を感じられるか?」を確認すれば済む話ではないでしょうか?
検索エンジン運営会社が買収されようが何が起ころうが「多様な情報に有り付ける環境」が維持されているならば私たちの知ったことではありません。
DuckDuckGo(ダックダックゴー)
DuckDuckGo(ダックダックゴー)は、インターネット検索エンジンである。利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としている。VivaldiやTor Browserの標準検索エンジンにも採用されている。また、DuckDuckGoは検索結果のパーソナライズを行わないため「フィルターバブル」に陥らない(DuckDuckGoはGoogleのフィルターバブル問題についてブログで指摘している)。 本社はアメリカ合衆国ペンシルベニア州パオリにある。
2022/03/18追記
DuckDuckGOも検索結果でロシア関連虚偽情報をランクダウン
この件によりDuckDuckGoは非難を受けているようです。
既に当記事でもサラっと書きましたが「常に選択肢を模索する姿勢が大切」です。
「もう使わない」とか「乗り換え」とかそういう話で止まっているとしたらとても時間の無駄だと考えます。
検索なんて数秒で済むのですから、手当たり次第探して比較すればいいだけです。
Ecosia(エコシア)
Ecosiaとはドイツのベルリンの企業が提供する検索エンジン。Ecosiaは80%以上の利益を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付している。Ecosiaは自身をソーシャル・ビジネスでありカーボンネガティブと考えており、Ecosiaは財政の透明性を主張し(定期的に財政レポートを公開している)、ユーザーのプライバシーを保護し、アメリカのB Labに認証されたベネフィットコーポレーションである。
両者はプライバシー保護を重点に置いており、検閲まみれの検索エンジンから逃れる手段として有効です。
ちなみに私は普段からvivaldiというウェブブラウザを使っているのですが、こちらにはどちらも設定されています。(選択可)
vivaldiそのものはGoogle Chromeと操作感はほぼ同じで、むしろ高性能化しているので乗り換えもオススメです。(Chrome拡張もそのままvivaldiで使えます。)
Vivaldi ブラウザ: 超絶便利。タブ管理や広告で悩まない
他にもある検索エンジン
他にも「マイナーだからこそ」情報収集に使える検索エンジンやブラウザがあります。
Presearch(プレサーチ)
分散型(ブロックチェーン技術を使った)検索エンジンであり、アカウント登録した上で検索に応じて仮想通貨PREがもらえます。
動画サイトやSNSはどうすべき?
メジャーではなくても言論検閲に反対の姿勢を感じられるサイトを知っておく
世の中の情報統制や言論弾圧を「情報を拡散させたくない側と、させたい側の争い」だとすると、権力を持つものはお金や何かで潰しにかかることは容易に想像可能です。
それは買収であったり、賄賂であったり、何らかの圧力であったり。
過去にはこういうこともありました。
検閲を行わないSNS「Parler」、アプリストアに加えてAWSからもBANされる
しかし、潰されても潰されても違う形で自由な表現の場は生まれるので、受け手となる私たちは常に疑問を持ち続けることが大切だと思われます。
積極的な検閲が行われていない国産動画サイト「ニコニコ動画」
ニコニコ動画は主にオタクカルチャーが幅を利かせる動画サイトとして人気がありましたが、Youtubeが勢力を伸ばすとともに盛り下がった感もありました。
しかし、社会・政治・時事ジャンルもカテゴリーとして存在しており、Youtubeのような検閲も積極的には行われてないようです。
もちろん未来永劫とは言えませんが、情報のきっかけを得る手段として現状は有用であると言えます。
コメントが横から流れる仕様など、人によって目障りに感じるかもしれませんが、右下のボタンでコメントを非表示にできます。
言論検閲しない海外の動画共有サイト「Rumble」
検閲対象となるコンテンツを削除されたり、チャンネルをbanされた投稿者の向かう先の1つがRumble(ランブル)という動画共有サイト。
海外サービスかつ日本語検索が機能していないのですが、動画はアップロードしても検閲で消されることがないようです。
そのため「URLだけ知らせて広めたい人」などが利用するパターンも多いとのこと。
日本語検索に対応してくれると、より日本人にもとっつきやすいサイトとなるので今後に期待ですね。
言論検閲しない海外の動画共有サイト2「Bitchute」
言論検閲しない海外の動画共有サイト3「Odysee」
P2P技術を使用。
キャンセルカルチャーを拒否するSNS「GETTER」
言論の自由、独立した思想、政治的検閲や「キャンセル・カルチャー」を拒否するという原則に基づいて設立された、まったく新しいソーシャルメディア・プラットフォームとして作られたGETTER(ゲッター)。
日本語検索もできるので、既に日本の方もアカウントを開設しているようです。
スマホアプリもあるので、今後大手が検閲を強めた際はこちらに避難するのもアリでしょう。
ロシア発のメッセージアプリ「Telegram」
Telegram (テレグラム) は、ロシア人技術者が2013年に開発[15]し、現在はTelegram Messenger LLPが運営しているインスタントメッセージアプリケーションである。
スマートフォンのモバイルアプリケーションとして無料で利用できる[15]。メッセージは暗号化されることでプライバシーを担保し、一定の時間が経つと消える機能もあるため秘匿性が高い[15]。全てのファイルフォーマットを送受信できる。
Telegramは今までに数々の権力から目を付けられてきたアプリの1つであり、調べると多数の記事が出てきます。
なぜTelegramはAppleとGoogleが投票アプリを停止したときに追随しなければならなかったのか
ロシア政府の検閲に宣戦布告するTelegram、デジタル・レジスタンスを訴える
プライバシーポリシーへの懸念で欧米で人気のSignalとTelegramは中国国内でも(いまのところ)拡大中
昔からあったのがネットをきっかけに表面化してきたってことか
情報を取捨選択する行為こそが知恵であるのでは?
多種多様な意見が飛び交わない場に「新たな発見」も「未来への希望」も存在しない
昨今さまざまことについて「デマは封じるべきだ!」という声もありますが、それって「刃物は危ないから規制せよ!」の理屈に近いと感じます。
どんな情報も「その情報をなぜデマと判断するか?デマだという主張こそがデマじゃないのか?」と双方向から考えるから人間の頭脳は進化してきた訳で。
それでも頑なに「いや!命に関わるデマは許されない!」と言う人もいるかもしれません。
しかし「○○を推奨する・しない」を科学的根拠として発表する人たちが全人類の健康や安全を考え、性善説に基づいて動いているのかどうか?という根拠はどこにあるのか?またそれは誰が保証してくれるのでしょうか?
そんな保証は誰にも不可能ですよね。だから時が経つと結果として現れて「嘘だったじゃない!」や「本当だった!」とか色々判明します。
サリドマイドは、一九五七年一〇月に西ドイツで鎮静・睡眠剤として最初に発売されました。以後、世界約四〇カ国以上で販売され、五八年一月、日本でも睡眠薬「イソミン」として、「妊婦や小児が安心して飲める安全無害な薬」と宣伝され、医療用医薬品のほか大衆薬としても販売されました。
やがて世界各地で手足や耳などに奇形をもった子どもたちが次々と生まれました。
「目の前に突きつけられた選択肢を今すぐ選ぶことこそがリスク」だと考えるからこそ人は時間の経過を待ったり、絶えず新しい情報を調べたりします。
それをネットが浸透してきた今「否定的・ネガティブ意見は全部デマ!検閲して非表示にしてやる!」なんて邪悪な存在じゃなきゃそんなことはしません。
私のこういう記事も「根拠がない、人々を混乱させるデマだ」として検閲されたら異を唱える人さえも消滅してしまう訳です。これはヤバい世界です。
否定的・ネガティブ意見の検閲行為を肯定する人も「今回はたまたま検閲権限を持つところと意見が一致しただけ」だと考えたらどうでしょう?
意見が食い違った時、私と同じように「検閲はよくない側」に属してしまうことは言うまでもありませんが、時すでに遅し。
人間は間違う生き物だと言います。
生まれてから死ぬまで「自分は間違った事など何一つしてこなかった。完璧だ。」という人など恐らくいないでしょう。
自分の信じたもの、やってしまったことが間違いだと気づいた時、善良な人は間違いを認めて考えを改めます。必要に応じて謝罪もするでしょう。
その行為自体が許されないということになります。改めた考えを発信しても「こいつは頭がおかしくなってデマを撒き散らす人間になった」と弾圧されるだけ。
否定的・ネガティブ意見をデマだなんだと封殺する社会は「間違いを改め、それを教訓として後世に伝えること」すらも叶いません。だって全体の意見に対立するような主張は全てデマなのですから。
果てしない監視と隠蔽で、間違いなど存在させない(権力を持つ者にとって)完璧な世界なのです。
結果的に大量殺人をしても「誰にも間違いだなんて言わせねーからな。」というのがこの社会の成れの果てでしょう。
何を信じ何を選ぶかは大人に与えられた自由と責任。だから成功する人もいるし失敗する人もいる。
情報は何が転がっていてもそれは問題ではないと考えます。
米司法省が独禁法違反でグーグルを提訴 本命は「保守言論の検閲」問題