我が家では蛇口直結型の浄水器を設置しています。
ぶっちゃけ水へのこだわりは皆無なのですが、かの昔、蛇口をひねったら赤サビ混じりの薄茶色の水が出てきた思い出のせいで「なんでもいいからフィルター通そうぜ!」という意識で生きていました。
でもダイソーだからって馬鹿にもできなくて、3ヶ月くらい使うとフィルターの目が詰まるのか水圧に耐えきれなくなって蛇口の継ぎ目からボフッと破裂?するんですよ。いったい何を拾っているというのか?
で、少しグレードアップしようとクリンスイを半年前から仕込んでおりました。経過報告がてらレビューします。
三菱ケミカルのクリンスイで綺麗な水を得る
一番安いであろうCB013Wが低コストで使える
ダイソーの100円浄水器(不織布フィルターにちょっと活性炭が入ったヤツ)を使ってた人間なので、およそどこの浄水器を買っても大幅グレードアップでした。
とはいえ、高性能なものは維持費も高い(交換用カートリッジが高額)とみたので、三菱ケミカルクリンスイのエントリーモデル?を購入しました。
こちらCB013W浄水器本体にカートリッジが2個ついて3000円ほどでした。
浄水量も1日10L浄水する場合で3ヶ月程度の寿命だそうです。
そう考えると、このセットでおよそ1年くらいは頑張れるのでは?と考えた訳です。
ちなみに今この記事を書いているのは交換用カートリッジを買い増したタイミングだからだったりします。
左が今回買ったやつで、右が半年前に購入した残り。
肝心の性能ですが、こんな具合だそうです。
総ろ過水量900Lでどれも80%の除去率ですね。
てか、水道水って中にこんだけ除去対象にされるような物質が入ってるんかい!
鉄とか塩素はなんとなくイメージ付きますが、アルミとかなんたらクロロとかすごいですね。
私は前述したとおり「目に見える不快感(サビとか)」だけ拭えればいいと思っていた人間ですが、想像以上に浄水器は必要なものなのではないか?とも思ってしまいました。
そして古くから使用している水道管には、水道管の中に水垢や錆が付着することが多いです。
国としても大規模震災への懸念などもあり、水道施設整備費の平成28年度予算を前年比103%の確保をして水道管路緊急改善事業を創設していますが、まだまだ対応は始まったばかりです。
また、水道局では各家庭までの水道管を定期的に洗浄していますが、家庭内の配管は範囲外となっています。
つまり、ご家庭で使う水道管の洗浄はあなたの責任なのです。
やっぱり水道管から各家庭に流す水道管は清掃なんかしてませんよね。
だから建物が古いと水道管も老朽化してて水が変な味したりするのも納得がいきます。
日本の水道水は浄水場で、沈殿・ろ過・消毒という3段階の浄水処理が行われているためそのまま飲むことができます。そして塩素によって飲水にまざる病原菌やウイルスを殺菌することで、安心して飲める水へとしているのです。
しかし塩素は、トリハロメタンの生成や人体にとって有害だといったデメリットがあるということも理解しておきましょう。安全に水道水を飲むためには、ちょっとした工夫が必要です。
さらにそれを個々人で浄水して飲むという。ダブル浄水システム。
浄水した水としていない水で味や匂いに違いはあるのか?
よく浄水器のレビューでこんなの見ませんか?
浄水器を設置した人に訪れる変化
- 「浄水器を通した水はまろやかになった気がします」
- 「浄水した水でご飯を炊いたら美味しくなりました」
- 「浄水器を通した水を飲み続けたらイケメンになって彼女ができました」
どれも感じませんね。私は。
「わかるだろ!まろやかになっただろ!言え!まろやかになったと言え!」と言われれば「う〜ん、まぁ麻呂いかなぁ」とか思うレベルですが、ご飯とかは本当に全くわかりません。
例えばですが、同じ日本といえども「東京」と「北海道」と「沖縄」で同じ水じゃないと思うのですよ。(例え水道の浄水処理工程が同じでも)
あと水道管の老朽化具合でも味変わりそうですし、同じ地域でも建物の築年数の差で違いが出そうです。
なので、何らかの影響で味が変わっている水道水で浄水器を通せば変化があるのかもしれませんね。
CB013Wでも「浄水をするかどうかの選択ができる」のが良い
実際に半年ほど使ってみて良かったのが「飲み水は浄水、食器洗いなどは原水で流す」なんてことが切り替えられる点です。
浄水器では当たり前なのかもしれませんが、なんせダイソーのチャチなモノを使っていた私には感動でした。
シャワーモードもいい感じですし、半年使っても(フィルターの目が詰まって)水圧がおかしくなるなんてこともありません。
唯一「ぬるま湯で浄水を出したい時に困る」のがありました。(浄水モードだと水流が弱すぎて給湯器が反応しない)
しかしメーカーの説明をよくみたら「35℃以上のお湯で浄水使うな」とありましたので、諦めることにします。
【2022/03/27追記】本当に浄水効果があるのか残留塩素測定試薬で確認してみた
この浄水器で除去してくれるのは塩素だけではありませんが、とりあえず水質の素人が手軽に確認できるものとして残留塩素があるようです。
Amazonで「SZK(遊離型)残留塩素測定用DPD試薬」というものが買えるようなので買ってみました。
2つのコップにそれぞれ「浄水器を通した水」と「浄水器を通していない水」を入れて、この薬を投入します。
塩素に反応するとピンク色になるようです。
小さな錠剤なのでパラパラと溶けていきます。
で、ほい。
浄水フィルターは3月1日頃に取り替えて、すでに27日は経過していますが余裕で浄水効果を発揮しているようですね。少なくとも塩素は除去できているようです。
この試薬があれば長期間使った後のフィルターのヘタり具合を判断する材料の1つともしても使えますね。
(薬や薬を投入した水は絶対に口にしないように!!!危険です)
さいごに
ミネラルウォーターを買うのとどちらが得か?
なんて思う人も多いかと思います。
ペットボトルの水はゴミも増えますし、モノにより硝酸態窒素の問題もあります。
仮にしっかりろ過されたタンク式のウォーターサーバーなどであっても月額はしっかり掛かるので水道直結型が一番安上がりかと考えますね。(きちんと調べてはいませんが)