私は昔から食品添加物など1ミリも気にしないで生きてきました。
気にしないというよりは「興味がない(美味くて腹が膨れればそれでいい)」が正しいのですが。
しかし、年齢も増して”若者”から離れていくいま「健康的とは何か?」を考える上で食べ物や添加物を気にするという行為はメリットが多いことを知りました。
食品添加物を気にするメリット
余計な物を買わなくなる(=買えなくなる)&ダイエット
スーパーに行けば、置いてある商品の大半が食品添加物モリモリの加工食品だったりします。
一口に食品添加物と言っても「あまり摂らない方がいい添加物」と「そこまで気にしなくて良さそうな添加物」などランクがある訳ですが、本当の意味での無添加(酵母エキスとかもナシで)を探すとなるとかなり難しくなります。
- 野菜・果物
- 魚介
- 肉
- 乾物(わかめや煮干し・かつおぶしetc)
- 醤油・塩・酢・味噌・酒・砂糖
- 穀物
これぐらいしかない。
とはいえ、視点を変えると「余計な物を買わない抑止力」としてこれほど強力なものはありません。
特にお菓子やおつまみは添加物だらけですからね。
そのため「そのぶん果物を買っておくか〜!おつまみはナッツかな〜」など、間食の対象がより健康的な食品群に変わっていきます。
結果、超自然にダイエットが可能になります。
私は半年で5kg痩せました。(筋トレもしてるので食事だけの影響ではないにせよ)
ポイント
ダイエットをする人の多くは「お菓子は我慢」といった「欲望との戦い」になりますよね。
でも、添加物避けの思想を持つと「あんま体に入れたくないな」という感覚が芽生えるので、戦いではなく本心で加工品・お菓子類への興味が薄まります。
そこで「添加物が〜」とか言い出したら面倒な奴になっちゃうからね!
ここも考え方次第なのですが、私は考え方は2番です。
- 「一人の時はずっと添加物避けをしているから、変わらず知人との食事でも気にする」
- 「一人の時はずっと添加物避けをしているから、知人との食事の時くらいは気にしない」
だったら、普段から添加物避けしてる私はたまに添加物を食らいまくってもOKなのだ。(たぶん)
無添加調味料を揃えることで創作意欲が出てくる
私はクックドゥとか丸美屋の「肉と野菜に混ぜるだけでおかずになるタレ」が大好きです。
でも、これも添加物が多いので「自分で作れるのでは?」という気持ちから無添加調味料を手に自作に走ります。
これが意外と楽しい。「自分の好きなあのタレはこれらの調味料が含まれてるのか〜」なんてわかりますからね。
今は料理本なんて買わなくてもネット検索すればタダで死ぬほどタレのレシピを知ることができます。活用すべし!
各種調味料の配合でタレを自家製造できるようになると謎の万能感が生まれます。変なこだわりも生まれます。
そして「調味料が料理の基礎である」と思い知らされます。
食品添加物を気にするデメリット(よくある話)
添加物を気にしたら何も食べれなくなる!
まったくもって仰る通りです。
でも、添加物を気にした上でその中から食べられる食材を選び、自分で調理を工夫していけばバリエーションは増やせます。
結局のところ「出来合いのモノやすぐ食べられる加工品から選ぶ人は選択肢が消える=何も食べられなくなる」というのが事実かと考えます。
これは私自身が過去に「出来合いのモノやすぐ食べられる加工品」ばかりを好んでいた人間であり、そんな私が添加物避けをしてみて気づいた感想です。
食品を無添加で揃えるとお金が掛かって大変!
これは意外とそんなでもないです。
無添加に加えて「無農薬・有機栽培」みたいなジャンルが混ざってくると金銭的に辛いかもしれませんが・・・。
そもそも、添加物を気にする時点でスーパーにある加工食品はほぼほぼ全滅します。
特にお菓子に関しては「お前なんか黒糖でも舐めてろ!」ってレベルで選ぶものがないので、本当に余計な買い物が減ります。
ついレジ横の新しいお菓子を試し買いしたり、特売だからと買い込んでいる食材はありませんか?
そういう買い物のほうが「チリも積もれば」で食費を圧迫しているものです。
「買えるモノがねぇ!」という状態は買い物に行く頻度も、スーパー滞在時間も強烈に圧縮してくれるので「異常に金がかかるか?」と問われるとそんなこともなかったです。
そんな制限ばかりの食生活なんて楽しくない!
これは「添加物気にしたら食べるものがない」と同じ理屈になりますが、
全ては「工夫や試行錯誤ができるか?」です。
ネットで【無添加 レシピ】とかで検索すれば、いくらでもレシピが出てきます。
なので「食べたければ類似品を工夫して作ればいい。それすら楽しめないなら無理ですよね。」って話で終わっちゃうんですよね。
私は制限の中での工夫を「楽しい」と思えるので、色々挑戦してみますし、デメリットがデメリットになりません。
だからその中で得られるメリットが倍増して体感できるのだと思います。
それに「家族や友人とご飯のときは制限はない」ですからね。
さいごに
確かに無添加無添加ってうるさい奴は嫌だけど
「無添加アピールが嫌い」「健康意識高い奴ウザい」って人がいるのだとすれば、間違いなく過去の私はそっち側の人間だったんですよね。
だから「添加物気にしてる奴ってさぁ〜」っていう負の感情もよくわかるつもりだったりします。
ただ、ここ最近調べていると「無添加の動機」で本気なのかどうかが見分けられる気がしました。
- 日本の食品の安全性を疑っている人→無添加に走る→本気
- エコっててナチュラルな私(俺)って素敵アピールがしたい人→無添加に走る→なんかウザい
興味のない人からすれば「どちらも面倒な人」かもしれません。
ただ私は思うのです。
「トランス脂肪酸とかグルテンとか糖質とかは気にする癖に、食品添加物は気にしないその(都合のいい)区切りって何?」と。
結局のところ「○○すれば健康」みたいな情報の後に、それを深堀りもせず、疑問も持ち続けず「なんとなくのイメージ」で避けたり受け入れたりしているだけなんだろうなと。
それは私にもある部分なので反省の余地がありますね。
ともあれ、無添加にこだわる人たちが享受しているメリットはありますし、逆に添加物を気にしない人がくらっているデメリットもある訳です。
それは直接的な健康への影響(添加物)だけではなく「安く買える・選択肢が豊富=たくさん消費してしまう」というサイクルから起こりうる弊害(肥満や栄養不足)もあると感じたので、記事にしてみたのが経緯です。