スプラウトってご存知でしょうか?
野菜などの種子を人為的に発芽させた新芽であり、身近な所ではかいわれ大根や豆苗などもスプラウトとのことです。
室内で数日で育てられる上に栄養価が高い野菜ですから、今の食生活を送る私には是非とも取り入れたい食材。
とはいえ水をこまめに取り替え(種子の洗浄)してあげないとカビたり腐るリスクがあるようなので、そのあたりを克服すべく試した報告です。
スプラウトを効率的に育てたい!
簡単に水を取り替えられ清潔を保てるアイテムをダイソーで探す
スプラウトについては以前から知っており、中でもブロッコリースプラウトのスルフォラファン目当てで一時期サプリとして摂取しておりました。
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当時は「スプラウトを育てるよりサプリ飲んだ方が早い!」という考えだったのですが、今の食生活(添加物をなるべく控えるゲーム)で食のバリエーションを増やすためには、むしろ育てた方が良いという考えに変わりました。
とはいえ「生育(水替え)の手間」はなるべく改善したいので、なにか良いアイデアはないかダイソーに行きました。
そこで見つけたのがこちら。
ステンレスの蓋つき保存容器と、お菓子作りなどで使う裏ごし。
そうです。この保存容器の中に裏ごしが入れば、水の取り換えが超簡単になるはず!
シンデレラフィットやないかい!しかも裏ごし器を入れたまま蓋もできる!
200円で「完璧すぎるステンレス製自作スプラウト育成キット」が手に入りました。
いざ育成!うまくできるかな?
種はこちらをネットで買いました。左がブロッコリースプラウトで、右がアルファルファという種です。
アルファルファは、マメ科ウマゴヤシ属の多年草で、日本ではムラサキウマゴヤシ、糸もやしと呼ばれており主に牧草として栽培される植物です。
アルファルファという名前は「最高のたべもの」というペルシャ語がアラビア語に変化したもので、「FATHER ALL FOOD」、すべての食物の父とも呼ばれています。
牛などに与える牧草として使われるほか、食べると豆独特の風味があり柔らかく甘味があるため、糸のように細く柔らかいもやしの状態でサラダなどに使用します。
味わいは異なるそうなので、スプラウトも色々試して自分に合ったものを見つけたい所です。
では容器に種をいれます。
裏ごし器の網目の方が細かいので種子が通り抜けることもなく、まさに思惑通り。
1日目くらい。一晩水に浸してから軽く水洗いして放置。
早速発芽してます。
ブロッコリースプラウトやアルファルファの種子は豆苗と違い、常時水に浸す必要はないようです。水の取り替えというよりは「綺麗な水でゆすぐ」という表現が正しいですね。
2日目。根っこがウニョっててこの見た目が苦手な人もいそうです。
洗浄はシンデレラキットのおかげで超絶簡単なので1日2回しっかり行いました。
メモ
ブロッコリースプラウトはこのくらいで根っこから綿毛が出てきます。(画像は洗浄後なのでわからないと思いますが)
初めて見た私は「え?カビ!?」と驚きましたが、カビではなく綿毛ですので安心してよいとのこと。
3日目。軽くふたをして放置しているのですが、順調に育ってますね。緑色になってきました。
4日〜5日目。
しっかり緑色になり、なんだかもう食べれそうです。完璧に育ってから食べるのもいいですが、このくらいでフライングして半分ほど食べてみます。
繰り返しますが水の取り替え(洗浄)を怠るとカビたり腐って悪臭を放ち始めるらしいので注意です。
カビたり腐ったスプラウトを食べて食中毒になる恐れもあるようです。夏場などは腐敗も早まるので水はこまめに洗浄し、必要に応じて加熱殺菌しましょう。
この容器ならフタをして冷蔵庫で保管もカンタンなので、おすすめです。
自分で育てたスプラウトを食べてみるぞ
食べる時も簡単。ステイ子の普段のおかずに緑色が添えられた!
根っこは裏ごしの網を貫通しているのですが、つかむと簡単に引っこ抜くことができます。
種の皮は洗浄時に結構流れますが、完全に取り切るのは難しいですね。
食べたい量だけ引っこ抜いて、ざるに入れて最後の水洗いをします。
味噌汁に入れるのもいいですが「スプラウトは熱を加えず生食する方が栄養素をそのまま得られる」とのことです。
最初なので生食してみようとサバ缶に添えてみました。
これはアルファルファですね。
サバの味わいを邪魔することなく、シャキシャキとした食感がプラスされてます。
撮影のために控えめな添え方をしましたが、量が足りないのでさらにブロッコリースプラウトを半分引っこ抜き「サバの水煮、スプラウトマシマシ」にして食べました。
味はどちらも美味しいです。(味を主張するような感じはなく、サッパリしてるので魚や肉の添え物として良いかと)
アルファルファよりもブロッコリースプラウトの方がわずかに食感が強いです。豆苗には勝てないですけど。
関連
アルファルファにはカナバニンという抗炎症作用や排膿効果のある成分が含まれていますが、こちら毒性もあり過剰摂取は厳禁とのことです。
しかし、実際に育ててみるとわかりますが「アルファルファの過剰摂取ってどんだけ大規模栽培すれば達成できるのよ!」って感じです。
加えて植物性エストロゲンも含まれているので注意が必要な人もいるようです。とはいえ身近なところだと大豆イソフラボンも植物エストロゲンですから過度な心配は不要と言えそうです。
加熱すべきかしないべきか?
加熱によってビタミンが破壊されるなら生のまま食べた方がよさそうではあります。
とはいえ、夏場などは雑菌も繁殖しやすい環境になりますし、一部でも腐ったスプラウトを気づかずに食べて下痢と嘔吐の無限地獄に追いやられるのも勘弁。
個人的には「生食なら成長途中でサッと食べ、しっかり伸ばすなら加熱する」
というルールを決めようと思います。
また、ウイルスの中には「ウイルス自体は加熱で死んでも、ウイルスが生成した毒素は加熱では死なない」なんてケースもあるようです。
これも言い出すとキリがないので、とりあえず自衛策としては「フライング気味に食べること」や「加熱」しかないように思います。
私はサバ缶とスプラウトを小鍋に入れ、水と味噌を少量加えて「固形分多めなスープ的おかず」として食べてます。
スプラウトは煮るとスプラウト同士が絡まってダマになるので、水分の多すぎない調理がおすすめです。(アルファルファは味噌汁には微妙でした)
さいごに
すぐ育つスプラウトは家庭菜園の入り口に最適か
豆苗なんかも数回収穫できてだいぶエコってる野菜ですよね。
実はダイソーで揃えた他の容器で、豆苗の栽培も行っています。(こちらも記事にする予定)
食べ応えは少ないものの、1週間しないで収穫でき栄養面でも文句なしのスプラウト。
種はここで買いました。