もし日本で食料が満足に行き渡らない状況になったら?
「そんなこと今の日本であるわけないだろ(笑)」と言う人もいる反面、数年後に起こりうる可能性を深刻に捉えている人もいます。
起こらない可能性に賭けて無思考でいるのもアレなので、起こる可能性に乗って「何をしておけば安心を得られるか?」について考えてみました。
日本の食糧危機が起こった状況を考えてみる
災害などをきっかけにトイレットペーパー買い占めのような事が起こる
ここ何年かでの買い占めトリガーは地震やコロナといった「災害」でした。
再び何かの災害によりSNS等で食料危機が叫ばれると、もしかしたら買い占めが起こる可能性はありますよね。
そのとき狙われるのは食料品全般ですが、主に狙われるのは日持ちする穀物・乾物・缶詰・レトルトだと予想します。
メモ
- 米(白米・玄米etc)
- パスタ
- 乾麺(そばうどん、インスタントetc)
- オートミール
- シリアル
- ツナ缶・サバ缶
- レトルトカレー
これらが一斉にスーパーやドラッグストア、コンビニなどから消え失せて皆が狼狽するという流れ。
食品を扱うネットショップはひっきりなしに在庫問い合わせの電話やメールが届くでしょうね。
農家の人達も知り合いから「分けてくれないか?」という打診や、知らない人からの脅迫めいた連絡が多数届くかもしれません。
ステイ子によるSTAYFOG的「これでいいだろ備蓄案」
米を蓄えておけばおよそ安心は手に入る(と思う)
食料問題で安心を得たいなら個人的には「つべこべ言わずに米をストックせよ!」と思います。
それは前述したとおり「真っ先に狙われるであろう穀物であること」と「コスパの悪い缶詰や不健康なインスタント麺・レトルトを蓄えるより安くて使えるから」です。
また備蓄は「何日(何ヶ月)持たせるつもりの備蓄なのか?」が先に決まっていると必要なものもわかりやすくなります。
米なら大体1ヶ月で何キロ消費するとかわかりますよね。
例えば、一人暮らしなら1ヶ月で5kgの人もいるでしょうし、世帯なら1ヶ月20kg〜かもしれません。
ひと月の消費量×乗り越えたい月数=必要な米の量
1ヶ月に5kg消費する人は「半年は食うに困りたくない!」と思うなら30kgの米を家に置いておけばいいという計算です。
で、ロケット鉛筆のように「先に買った5kgを消費したら5kg追加する」をやっていけば、賞味期限を気にする必要もありません。
(※ローリングストックというそうです)
米だけじゃ味気ないし栄養ないしどうすれば?
「でも、おかずはどうするの?」と思う人もいるかもしれません。
そこで「缶詰があれば!」と考える方もいると思います。(ツナ缶とかサバ缶とか)
ただ、私個人でいうと「缶詰を買っても普段小腹が減ると食べたくなる」ので災害備蓄にならないんですよね。(食うなよ!って話ですが)
カップ麺や袋麺もそういう理由で備蓄にならない&添加物気にしてから今は一切買っていません。
レトルトカレー等も同様。そんなものばかりで有事を凌いでたら精神やられます。
上記のようなものがなくても、日持ちする調味料や乾物が豊富にあれば、味付けは可能ですよね。
参考
- 塩
- 味噌
- しょうゆ
- マヨネーズ
- こしょう
- カレー粉
- 鰹節
- ゴマ
- わかめ
- 高野豆腐
- ガーリック
特に味噌があれば乾燥わかめと高野豆腐入れて味噌汁にできますし、鰹節に醤油混ぜたりすれば"おかか"になります。
野菜がほしければ漬物、肉や魚は冷凍保存すればそこそこ持ちます。(冷蔵庫・冷凍庫が動くなら)
昔の人が普通にやっていた食生活を少しずつ真似れば、缶詰がどうとか割高な備蓄食料がどうとか考えなくていいはずなんですよね。
また、めちゃくちゃお腹が空いている時に食べるご飯はなんでも美味しく感じられる反面、常に食べ物に不自由しない現時点では上記のようなラインナップが過度に味気なく感じてしまうでしょう。
つまりビジネス目線で見ると「肥えた状態で選ばせた方が無駄なオプションをつけてくれるから良いカモ」という話になります。
甘いものも欲しい人はドライフルーツ!
登山や長距離サイクリングで携行食として重宝されているのがナッツとドライフルーツ、チョコレートです。
チョコレートはさておいて、ナッツとドライフルーツの組み合わせは歯応えと甘みが絶妙で普段から食べるおやつとしてもおすすめ。
こういうミックスナッツに甘味としてレーズンを適量まぜるだけ!マンゴーもいい!
長期保存できるタンパク質なら乾燥大豆
先ほど肉類は冷凍保存と言いましたが、備蓄と言える量を長期保存するのは難しいですよね。
タンパク質を意識すると、ついつい大半が魚系の缶詰となってしまうでしょう。
しかし、タンパク質の長期備蓄で考えた場合、乾燥大豆は非常に有用です。
賞味期限は2年ほど持つと言われていますし、水で戻せば様々な料理に使えます。(シンプルな水煮でも食べれる)
こちらの無農薬大豆は隠れた人気商品なので備蓄にお考えの方はこっそりどうぞ。栄養面・味わい・保存性どれをとっても本気です。
備蓄だと意識しない備蓄が理想的だと思う
とにかく米。あとは日持ちのする調味料や乾物、調理方法を駆使する
まとめ
- ひと月の消費量×乗り越えたい月数=必要な米の量
- 多様な調味料と乾物を日常的に活用する
- ナッツやドライフルーツをおやつがわりに
私は米をそこまで買い溜めてませんが、それ以外は日常生活でやっていることです。
こういう土台の上に、野菜やら肉や魚の生鮮食品が乗っている生活スタイルであるためカップ麺もレトルトも必要なく、かつそれぞれの消費期限が長いのでかなりシンプルな備蓄となりますね。
ただあくまでこれは私の事例ですし、人によって多様な備蓄スタイルがあると思います。その参考になれば幸いです。
自分だけの備蓄スタイルを今決めてみるのもアリなのでは?と思います!
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