グラフィックデザインやウェブデザインの業界標準と言えるadobeのIllustrator(イラストレーター)とPhotoshop(フォトショップ)
今やTIPSも豊富で必ずしもプロだけが使うソフトとは言えなくなりました。
とはいえ初めて使う人にとって大きな壁となるのが「維持費」です。
この記事ではPhotoshopとIllustratorを安く使用する方法をご紹介。(※違法な手段ではありません)
PhotoshopとIllustratorを使うには?
「Adobe Creative Cloud」ライセンスを購入する
Adobe Creative Cloud(アドビクリエイティブクラウド)とはAdobeのクリエイティブに関わるソフトウェア群とクラウドサービスの総称です。
略称としてAdobe CCと呼ばれており、これになる以前はAdobe CS(Creative Suite)でした。
これまではパッケージ販売されており「一度買えばずっと使えた」ものが、クリエイティブクラウドになったことでサブスクリプション方式(月額制)になったのが特徴。
これだけ聞けば悪い印象もありますが、パッケージ買い切りはずっと使えるとはいえべらぼうに高額なのでおいそれと手が出ません。
趣味程度で使いたい人だとなおさら悩んでいたことでしょう。
加えて買い切り版はバージョンアップにもお金がかかるので、古いバージョンを使い続けようとするとパソコンのOSも気安くアップグレードできないデメリットがありました。
ソフトに縛られていつまでも古いOSを使い続けるのはあまり良い気分ではありません。
ですが、クリエイティブクラウドなら都度課金で常に最新版が使えるので、バージョンアップも気にしなくて良いのがメリット。
また「このソフトだけ使えればいいよ」という方向けのプランなどもあります。
Creative Cloud フォトプラン (個人向け) | Creative Cloud 単体プラン (個人向け) | Creative Cloud コンプリートプラン (個人向け) | Creative Cloud グループ版 単体プラン (法人向け) | Creative Cloud グループ版 コンプリートプラン (法人向け) | |
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新規のお客様 | 980円/月〜 | 2,180円/月 | 4,980円/月〜 | 2,980円/月 | 6,980円/月 |
学生・教育員 | 980円/月 | 980円/月 | 1,980円/月 | 1,680円/月 | 3,680円/月 |
アプリ | Photoshop CC Lightroom CC | 以下より1製品 Photoshop CC Illustrator CC InDesign CC Acrobat DC Dreamweaver CC Animate CC(旧 Flash Pro) Premiere Pro CC After Effects CC Audition CC InCopy CC Adobe XD CC Dimension CC | 以下すべての製品 Photoshop CC Lightroom CC Lightroom Classic CC Illustrator CC InDesign CC Acrobat DC Dreamweaver CC Animate CC(旧 Flash Pro) Premiere Pro CC After Effects CC Audition CC InCopy CC Character Animator Adobe XD CC Dimension CC | 以下より1製品 Photoshop CC Illustrator CC InDesign CC Acrobat DC Dreamweaver CC Animate CC(旧 Flash Pro) Premiere Pro CC After Effects CC Audition CC InCopy CC Adobe XD CC Dimension CC | 以下すべての製品 Photoshop CC Lightroom Classic CC Illustrator CC InDesign CC Acrobat DC Dreamweaver CC Animate CC(旧 Flash Pro) Premiere Pro CC After Effects CC Audition CC InCopy CC Character Animator Adobe XD CC Dimension CC |
とはいえ、デザイン作業で欲しい組み合わせ「イラレとフォトショ」がありません。
- どちらも単体プランで使う・・・2,180円×2=月額4,360円
- フォトプランと単体プラン・・・980円+2,180円=月額3,160円
単体プランでそれぞれを使うくらいなら、深く考えず4,980円のコンプリートプランを頼んだ方が他のソフトも使えてお得なんですよね。
ちなみに単体プランとフォトプランでPhotoshopの価格ずいぶん違うことにお気づきかもしれません。
これはソフト以外の部分(Adobe提供のクラウドストレージや写真素材など)の部分で差がついているらしいです。
ということで、デザインを本格的にやる人・やりたい人が一般的なルートを辿ると月額4,980円が確定します。
年額にして59,760円ですね。
バリバリとデザイン仕事を受けている方なら必要経費として納得できますが、趣味程度で触りたい人だと「もう一声!」って感じしませんか?
PhotoshopとIllustratorを安く使用する方法
ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」を受講する
ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」には「アドビトレーニング通信講座」があります。
こちらはAdobe製品についての基礎的な知識やスキルを習得できるヒューマンアカデミーオリジナルのトレーニングプログラム。
といってもどこか教室に足を運ぶような必要はなく、自宅などで動画を観ながら学ぶことができる講座です。
そして、この通信講座には「Adobe Creative Cloud コンプリート」の利用ライセンス(12ヶ月 or 36ヶ月)が付属。
一般的な方法で「Adobe Creative Cloud」を利用するよりもずっとお得なので、知っている人はこの手段を用いている人が多いですね。
プランと価格は下記の通り。
- 講座1か月+ソフト1年版:通常46,000円 → 割引価格29,800円
- 講座3か月+ソフト1年版:通常59,000円 → 割引価格34,560円
- 講座12か月+ソフト1年版:通常99,000円 → 割引価格67,716円
- 講座3か月+ソフト3年版:通常151,200円 → 割引価格96,984円
一番安いプランでも1ヶ月の講座が付いて、さらに「Adobe Creative Cloud コンプリート」が月額2,480円ほどで使える計算になります。
お得な理由は通信講座でアカデミック版を使えているから
(いないと思いますが)「なんでこんなに安いの?違法なヤツ?」とか思われるとアレなので説明をすると・・・。
通信講座で付いてくるコンプリートプランのライセンスは「学生や教職員向け個人版(つまりアカデミック版)」なのです。
先程の表で「学生・教育員」の行だけやたらとお得でしたよね。
自分も専門学生だった時にアカデミック版のCS4を購入したことがありました。
ただ、当たり前ですが「学生や教職員であること」が条件です。
ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」を申し込むことで、通信講座とはいえ学生扱いになるのでしょう。
その流れでアカデミック版のAdobe CCをお得に利用できるのだと考えられます。
普通に専門学生などになれば3桁万はかかりますから、通信講座込みで月額2,480円は魅力的ですよね。
ちなみにヒューマンアカデミーは「アドビプラチナスクールパートナー」の認定を受けているので、Adobe社公認ということですね。
アドビ スクールパートナープログラムとは、製品の使い方を最初から学びたいビギナーの方から、スキルを習得してキャリアアップを目指す方まで、幅広い方々に独自の教材およびトレーニングサービスを提供するパートナーを認定するプログラムです。本プログラムには「プラチナスクールパートナー」「ゴールドスクールパートナー」「ブロンズスクールパートナー」の3種類があります。
さいごに
Adobe以外のグラフィックソフトもありますが
今はAdobe以外のグラフィックソフトでも優秀な製品が増えているようです。
しかし「海外製品ゆえに日本語独自の縦書きに対応していない」など、本当の意味で代替となるソフトはまだない気がしますね。
ということで、Adobe製品に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。