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デザイン

フリーランスは名刺にこだわるべき?お金をかけるべき?

2018年8月5日

名刺交換をした時に立派な名刺やおしゃれな名刺を渡されると、つい自分のと比較してしまいますよね。

「やっぱり立派な名刺じゃないとダメなのかなぁ?もっとお金をかけるべき?」

そんな悩みについて、商業デザイナーだった自分の考えを述べてみたいと思います。

※人により多種多様な考えがあると思うので「こういう人もいるんだなぁ」くらいで参考にしてもらえれば幸いです。

個人事業主・自営業の名刺はオシャレ or 立派であるべき?

お金をかけて必要以上に飾る必要はない

自分はデザイナーとして仕事をしていた時の名刺でこだわっている事がありました。

  • 普通の名刺よりも倍くらい厚みのある紙を使う(300kgくらい)
  • 箔押しやエンボスなどの表面加工を入れる

「ありました」と過去形なのは今はそのこだわりを持っていないため。

当時はそういう「他の名刺とはちょっと違う感」を表現したいがために色々試していました

 

そのためか、名刺を渡したときに「オシャレですね」や「こういうの(加工)って高いんですか?」など色々聞かれることも。

しかし「それがきっかけで仕事に繋がったか?」といえばそんなことはありませんでした。

 

仕事を頂けるときはむしろ名刺などなくてもトントン拍子で進んだりするもので、個人的には「名刺ってそこまで力があるもの?」と感じます。

「名刺は自分の分身」なんて言葉もありますが、名刺の見栄えだけで「この人なら頼れそう」といった決定をする人がいるのでしょうか。

 

少なくとも自分は後で誰かの名刺を見たら、相手と話した時のことや印象などを思い出して「連絡してみようかな」とか考えますね。

つまり名刺の見栄えより「生身の相手と接してみてどうだったか?」を重要視します。

 

ついでに言えば、名刺からしか判断できないような何の印象にも残らない名刺交換をしても得られるものは無いとも思います。

 

名刺は見栄えより情報を詰め込むべきなのか?

個人的には削ぎ落としたシンプルな名刺デザインが好きですが、名刺に関するビジネス書籍を見てみるとまったく真逆の事が書かれていたりします。

 

裏表の2面じゃ飽き足らず、ジャバラでびろびろーんと伸びる名刺にこれでもか!と言わんばかりの自己アピール&仕事アピール。

仕上げに印象に残るよう座右の銘を入れるなど、てんこ盛りな名刺で「仕事が取れる!」と力説している方も数多くいるようです。

 

このような名刺を否定する気はないですが「やだよあんなの」という人がいるのも事実。

なぜなら、私自身が名刺デザインを頼まれた時に「ああいうのは嫌い」とハッキリNG指定されたことが度々あるため。

 

「押しの強いグイグイくる人は苦手」という人がいるように、そういうてんこ盛り名刺もまた一部の人からあまり良く思われない傾向にあるようです。

(同様に自分で作り出した風変わりな肩書きなどを載せる「キラキラ名刺」も特定の層からは嫌悪されているよう)

すべての人から好かれるデザインなどないでしょうけど、押し付けがましいが故に悪印象を持たれるのはもったいないですよね。

自分の名刺でやる?と問われたら・・・やりません。

 

「似顔絵を入れた方がいい」みたいな話

顔を覚えてもらうために似顔絵(あるいは顔写真)を入れたほうがいいみたいな話も良く聞きますよね。

確かに貰った側としては、ないよりあった方が名前と顔が一致しやすいものの、顔を覚えることと仕事を頼みたいと思うことは別の話です。

 

もし名刺交換をした時、互いに良い印象を持っているなら「顔を覚えているかどうか」とか関係ない気がするのですがどうでしょう。

 

フリーランスの名刺はどうあればいいのか?

名刺は自分の好きなように作ればいい

今はそう思っています。

「他人からのウケや反応を得たい!」がために自分らしくないことをするのが一番逆効果な気さえします。

結局のところ、人は名刺の見栄えではなく「その本人がどうなのか?」で判断・評価するでしょうから。

 

自分のことを心の底から「幸せのわくわくハッピークリエイター」であると思うなら名刺にそう書けばいいですし、ちょっとでも寒気がするならやめるべきです。

人様のお金が掛かってそうな名刺を見て「同じようにしたい!」と思うなら真似してみるのも良いでしょう。

似顔絵名刺を受け取って「自分も似顔絵入れたい!」と思うなら入れてみれば良いのです。

 

でも「いまの自分の名刺じゃダメなのかなぁ」と他人を意識した名刺に変えたところで物事が上向くとか思わない方がよい気がしますね。

自分はデザインを変える時は気分転換くらいで考えています。

ステイ子
それよりも、その時々で相手の印象に残るような会話スキルを身につけた方がよいかもしれません。

 

名刺に時間をかけるより仕事に時間をかけたほうが効果的

こだわりの名刺をデザイナーに発注すると規格外サイズの名刺や特殊加工なども自由自在ですが、その分お金と時間がかかります。

一般的にデザイン事務所などで名刺を頼むと印刷費とは別にデザイン料で1万〜3万くらいかかり、納期も1週間そこらとはいきません。

フリーランスや自営業といった人は素人くさくない名刺でビシッとキメたいものですが、そういうレベルの名刺はもはやデザイナーに頼むまでもありません。

例えばこのような名刺デザインサービスは元デザイナー目線で見ても「バランスがよくスマート」と思える水準。

オシャレな名刺を簡単作成!カスタムデザイン名刺【whoo】

正方形や細長いサイズもあり、箔押しといった加工も取り揃えています。

 

100枚1万円以下でプロデザイナーが組むレベルの名刺が作れるので間違いなくオトクです。

ステイ子
もし「おしゃれな名刺をお手頃価格で作りたい」と考える人は選択肢に入れておくべきサービスです!

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