日頃から防災意識を高めている私ですが、この度実家でガスストーブを導入しました。
ライフラインが断絶されかねない状況では電気に頼らない暖房として灯油やガスが検討されますが、中でもガスストーブはカセットガスボンベがあれば使える手軽さがメリットです。
選択肢としてはイワタニのガスストーブですが「マル暖」と「デカ暖Ⅱ」のどちらがいいか悩み「マル暖」を選びました。
イワタニガスストーブ「マル暖(CB-STV-MRD)」を選んだ理由
やかんや鍋を置けるから湯沸かしや調理も可能
丸型のメリットといえば全方向に熱が行き渡るだけではなく、上面がフラットで湯沸かしも可能なことです。
- 湯沸かしができる
- 調理ができる
- 加湿ができる
暖房以外にも熱の有効活用ができるのは災害時にもありがたいはずです。
ちなみにマル暖で水から熱いお湯にするにはパワー中にして15分〜20分くらいかかりました。(しかも沸騰はしない様子、水量にもよる)
パワーMAXにすれば少し短縮されそうですが、当然ガス缶の消費も早まります。
デカ暖は一方向に無駄なく熱を届けるのが強み
マル暖と比較対象になったデカ暖ですが、見た目通り「熱を一方向に無駄なく届ける構造」です。
マル暖の温まりつつ天板で湯沸かしができる=熱が四方八方に分散しているということでもありますからね。
公式サイトを見ると連続燃焼時間にも差がありました。
- マル暖 約100分 最大発熱量 :約2.09kW(約1,800kcal/h相当)
- デカ暖Ⅱ 約2時間30分 最大発熱量 :1.35kW(1,150kcal/h)
キャンプなど気温が低く、かつ風の吹く屋外で使うことも想定したマル暖の方が発熱量が大きいですね。
その代わりに連続燃焼時間が短いのでしょうか。
停電などの災害時には「室内で復旧を待つ間、長く使えること」も大事ですからデカ暖Ⅱもメリットがありますね。
また、災害時の湯沸かしや調理云々を考えるならデカ暖+カセットコンロという組み合わせの方が合う人もいるでしょう。
マル暖のイメージと違った点
思った以上に小さかった。迫力はないが可愛いサイズ感。
良く言えばコンパクトですが、悪く言えば「こんなちっこいので大丈夫なのか!?」という印象です。
発熱量的にはデカ暖Ⅱより大きいですけど。
WiMAXのホームルーターと比較してみました。
ちゃんと暖まるならコンパクトだし良いことづくめかと思いますが、その分天板の面積も狭くなるので注意が必要です。
さいごに
カセットガスの大量貯蔵はよく考えて行おう
ガスボンベを使う製品を買うと「どれくらいガス缶が必要だろうか?」と思いますよね。
暮らす人数にもよるので一概に最適な本数は出せないですが、あまりに大量のガス缶を保管するのは個人的に不安。
リチウムイオンバッテリーもですが、人々に便利なエネルギー貯蔵元は災害の味方となる反面「被害を大きくする可能性」も秘めているので注意が必要ですね。