ここ数年、毎年冬になると加湿器との戦いを強いられてきました。
去年なんて加湿器を自作までしましたからね。(惨敗でしたが)
【参考】フィルター代100円の気化式加湿器を自作する【100均&Amazon】
今まで電気代が気になり手を付けなかったスチーム式ですが、これで私の加湿器戦争も終結しそうです。
最後にまとめとして「最も選んではいけないと思う加湿器タイプ」についても話そうと思います。
象印のスチーム加湿器が最強だった話
電気代には目を瞑る必要あれど、室温上昇に一役買う(=冬にはアリ)
私の加湿器遍歴は下記。
- シャープ 加湿空気清浄機(気化式)
- Amazonで買った中華加湿器(超音波式)
- ダイニチ ハイブリット加湿器(気化式)
- 自作加湿器(気化式)
- ダイキン 加湿空気清浄機(気化式/使用中)
- 象印 加湿器(スチーム式)←NEW!!
私は気化式が好きなのでとにかく気化式だったわけですが、今回初めてスチーム式に手を出しました。
スチーム式で定番な象印。
他にもヴィックスのスチーム加湿器もあるようです。
スチーム加湿器は電気でお湯を沸かして蒸気で加湿するので、要は「ずっと電気使って煮炊きしてる状態」と同じ。
電気代爆上げ確定です。
これはハイブリッド式も同じで、以前ダイニチのハイブリッド加湿器を買った時は痛い目を見ました。(うろ覚えですが月の電気代が4000〜5000円位上がった)
しかし、中途半端に温風当てるハイブリッド式(気化式)とは違い、熱湯スチームですから室温が上昇します。
電気ヒーターも常時使うと電気代爆上げ案件ですが、冬場においてのスチーム加湿器は「室温上昇&加湿」という2役を果たしていると考えると確実に快適性に貢献した上での電気代爆上げなわけです。
それなら目を瞑ってもいいかなぁ・・・と。
水が沸くまで時間がかかるものの、沸いた後の湿度上昇がエグい
煮炊き(料理)して部屋の湿度が上がる感じと全く同じなのでイメージしやすいかと思います。
冷水を入れるので沸騰するまで時間はかかりますが、沸騰してからは象印の技術なのか沸騰した状態を維持しつつスチーム出しまくり。
気化式では1個じゃ到達できないレベルの加湿を実現します。
上記画像の奥にあるのはダイキンの加湿空気清浄機(気化式)ですが、冬場はガスファンヒーターをつけるので気化式1つでは30%前半で頭打ちでした。
しかし、今は象印スチーム加湿器だけで湿度50%まで届きます。さらに室温は高温スチームのおかげで数字よりも暖かいです。
ちなみにこのモデル EE-RR50-WAは1時間の加湿量が480mlで、(私の場合/真冬の湿度低すぎ賃貸住宅)ひかえめや弱モードで動かして大体6時間しないうちに給水が必要になります。
それだけせっせと加湿してるわけですが、1日家にいるとすれば起きてから昼夜の2回は給水が必要になる感じです。
ちなみに騒音ですが、お湯が沸くとブクブク音が、加湿し始めるとシューシュー音が鳴ります。
遠くにあれば気にならないかもですが、私はデスク横に置いてるので気になります。(ただ我慢できないレベルではない)
寝る時は加湿しないことにしたので、全体的には「そんな気にならない」という評価です。
象印のスチーム加湿器のメリットデメリット
電気代は実際どれくらい増えるのか?(デメリット)
電気代爆上げです!
わたしの使い方で1ヶ月過ごす場合、月4000円アップが確定なようです(白目)
気化式だけの月と比較してそれくらい増えてしまいました。
- 冬期間での使用
- 毎日12時間〜14時間ほど稼働(就寝時は使わない)
- 主に「ひかえめ」モード
在宅などで日中つけっぱなしが理想な人はこのくらいの電気代を参考にしてもいいかもしれません。
数年ぶりにブレーカーを落としてしまった(デメリット)
消費電力の高い家電を同時に使ってブレーカーを落とした経験のある人は多いはずです。
このスチーム式加湿器を使い始めてから、数年ぶりにブレーカーを落としてしまいました。
これら家電はどれも沸騰するまで消費電力高めだと思うので、同時に使っちゃダメですよね。
でも、スチーム加湿器は常時使ってると存在を忘れてしまいつい他の家電と併用になってしまいます。
手入れは超簡単。フィルター交換も必要ないなら経済的?(メリット)
嬉しいことにポットを洗うようのクエン酸まで付けてくれてます。(2回目以降はダイソーのクエン酸を使っている)
スチーム式はフィルターに相当するパーツがないので、沸騰時に内釜に溜まるカルシウム汚れをポット同様取り除けばよいだけ。
二週間に1度程度、クエン酸を入れて洗浄モードで運転。終わったらお湯を捨てて完了。
ちなみに気化式フィルターだと例外なくこのような惨状になります。
「もっとこまめにクエン酸洗浄しろよ!きたねぇな!」という声もありそうですが・・・それは認めよう!
特に上記のような不織布フィルターはこびりつくとめっちゃ取りにくく、クエン酸ごときじゃかなり苦戦します。
クエン酸を使ってない「ポット洗浄中」が最高ですが、それでも取りにくいので120%フィルター交換が発生するんですよね。
【参考】加湿器フィルターのカルシウム汚れが取れないならポット洗浄中
ちなみに!気化式のフィルターは不織布製だけではありません。
これは現在使っているダイキン加湿空気清浄機のフィルターですが、弾力性のあるナイロンのような素材のフィルターです。
ご覧の通り数ヶ月加湿しまくったカルシウム汚れごっそりの状態になります。例外なくカルシウム汚れは付くのです。
しかしこの素材はとてもカルシウムが落としやすく、クエン酸水に一晩付けて2枚に分かれたフィルター同士でゴシゴシやってると簡単に落ちます。
こちらが「洗浄して乾燥した後のフィルター」です。きれいに汚れが落ちてますよね。
メーカーで言えば、ダイキンはこの加湿フィルターを使っているようです。(全てのモデルがそうかは不明なので要確認)
青色の不織布をジャバラ構造にしたフィルターはAmazonにも中華の安価互換品がありますが、汚れやすさは変わりませんでした。
汚れの取れにくい商品を選ぶと定期的に数千円のフィルター代がかかり、掃除の時間や洗浄剤のお金もかかりロクなことがありません。(体験談)
加湿器をいろいろ使ってみて
最悪な加湿器はハイブリッド式だと思う件
現在ハイブリッド式を満足して使っているなら何の問題もないと思います。
あくまで私個人の意見として捉えてもらいたいのですが、過去にハイブリッド式を使っていた者として一番個人的印象が悪かったです。
低評価ポイント
- 電気代がかからないはずの気化式なのに内臓ヒーターのせいで電気代爆上がり。
- その割にスチーム式の足元にも及ばない加湿性能。
- 気化式だからフィルターがカルシウムまみれになる。(加湿性能が高くなるほどカルシウムはつきやすい)
- 不織布フィルターだともう最悪。(汚れが落ちにくくフィルター交換費用や洗浄剤費用もかかる)
特に今回スチーム式の加湿力や室温上昇のメリットを知ってから「ハイブリッド式ってなんなんだよ!(怒)」という感情です。
また、ほぼ話題に上がらなかった超音波式ですが、最近はUVランプを搭載しなるだけ清潔なミストを拡散する工夫もなされているようです。
とはいえ、大手メーカーは示し合わせたように超音波式を作らないので、実質中華メーカーの独壇場分野かと見ています。
超音波で水をミスト化するのは電気代的にも優しいですが、雑菌をそのまま飛ばす&家具や家電にカルシウムが付着する原因となるので今はあまり選びたい気持ちはりません。
今後、この点が改善されるなら検討してみたい所ではありますが。
加湿器買うならスチーム式一択である
以上、私の加湿器戦争もこれにて終結を迎えました。
まだまだ寒い日が続きますので、みなさんも暖かくして湿度に気をつけて風邪など引かぬようお過ごしください。
加湿器は象印がおすすめです。
2022年12月20日追記「今シーズンもやっぱりスチーム式一択である」
この記事書いたの2022年1月なんですが、春夏秋と過ぎて現在12月。
1年経ち再び我が家はカラッカラに乾燥しているので、毎日スチーム加湿器で部屋を潤しています。
電気代はかかるけど、手入れはほとんどないし湿度はみるみる上がるので最高です。