Windowsのノートパソコンが欲しくなりAmazonを探していたところ、性能とデザイン・価格のバランスが取れすぎているようなCHUWI Corebook Xを発見し思わずポチってしまいました。
このモデルはあまり情報がないようなのでレビューしたいと思います!
CHUWIというメーカーについて
CHUWIは格安中華メーカーにしては知名度が高い
CHUWIと書いてツーウェイと読むそうです。(私は心の中でずっとチューウィと間違って読んでました)
現時点では主にAmazonなどネット経由で買えるメーカーであるため、大手家電量販店にあるレノボやエイサー、エイスースといった格安メーカーよりも知名度は低いかもしれません。
とはいえ、この手の中華PCやタブレットを愛好している人には当然のように知られているメーカーで、それらの中では信頼のおけるポジションにあるように感じています。
実際に私もよく中華PCやタブレットをチェックしており、今回のモデル以前にもCHUWI製品を買ったことがあります。
(Surbookというサーフェスによく似たWindowsタブレットでした。)
その頃から「意外と悪くない!」と評価していたメーカーなので、CHUWI Corebook Xもある程度安心感をもって購入。
Amazonでの評価も悪くないんですよねこれが。
CHUWI Corebook X開封レビュー
5万円台でメモリ16GB/SSD256GB/Core i5/2K液晶はエグい
CHUWI Corebook Xは5万円台という価格でメモリ16GB/SSD256GB/Core i5/2K液晶というスペックです。
家電量販店にあるパソコンでこの水準でこの価格のものは皆無に近いのではないでしょうか。
5万円台といえばCPUは廉価版の最下位モデルだったり、メモリは4GでSSDじゃなくeMMCだったりしますし。
eMMCとは、フラッシュメモリーを基本としたストレージのことです。モバイルノートPCに使われることが多くなっています。SSDと同じようにフラッシュメモリーを活用していることからSSDに似ている側面も多いです。一般的な用途におけるeMMCの読み込み/書き込み速度は、SSDとHDDの中間と考えて良いでしょう。
比較対象としては正当じゃないかもですが、MicrosoftのSurfaceシリーズを見てからCHUWI製品を見るとあまりの安さに不安を覚えるほど。
ベンチマークスコアも普段遣いなら十分なレベルだと思われます。
Intel Core i5プロセッサを搭載したCHUWIノートPC「CoreBook X」性能公開
少なくとも私の利用シーンでは問題ありませんでした。
端子はUSB-CとUSB3.0が1つずつ付いており、充電用のDCポートとヘッドホンジャック・MicroSDスロットがあります。
USBCはPD充電可能とのことですが、付属する充電器はDC端子のものです。
こちらも軽いので不便はないですが、せっかくUSBCから充電できるなら端子もUSBCがよかったなぁ〜とか。(わがままですかね)
ちなみにHDMI端子はなく、USB-Cから外部に出力はできるようです。
外付けモニタを使いたいならHDMIとか付いたハブも別途購入が必要ですね。
M.2 SSDを増設すればさらなる容量アップも可能
底面のネジを精密ドライバーで外せば簡単にM.2 SSDのスロットにアクセスできます。
元々256GBありますが、更に保存容量を欲しいなら後付けも可能なので良いですね。
さらにはMicroSDスロットもあるので、意外と拡張性アリといったところでしょうか。
天板と底板はアルミで覆われているが、キーボード面はプラ
また、この性能に加えて見栄えもアルミを使い質感を高めているのがすごいですよね。
とはいえMacBookのようにフルメタルとは言えず、天面と底面のみのようです。
パカッと開いてキーボード部分やパームレスト部分・タッチパッドは似た色のプラスチックなので、なんとか低価格にすべく「抑えるところは抑える」みたいな作りが感じられます。
日本語キーボードではなくUSキーボードです。
USキーボードの問題点としては配列が違うので慣れないと使いにくい可能性があることでしょうか。
また、このキーボードはBackSpaceキーの横にHomeキーがあり、間違ってHomeを押しやすい点が気になる所です。
入力時にHomeを押すとキャレット(文字入力時チカチカ点滅する縦棒)が一番前に移動してしまいます。
例えば
日本語キーボードがうちやす|
がHomeを間違えて押すと
|日本語キーボードがうちやす
みたく一番前に飛んでしまうので地味に厄介です。
(Homeを無効にする手段を講じればよいですが)
また、USキーボードなので半角全角キーがないのですが、日本語キーボードならこの位置にあっただろうキーを押すと切り替わります。
とはいえ面倒なので「alt-ime-ahk」を入れましょう。
これはUSキーボードの左右altキーにそれぞれ「かな」と「英字」を割り当ててくれるソフトで、Macみたいに英字とかなを切り替えれるのでめちゃくちゃ使いやすいです。
画面は表示領域が広く綺麗なグレア液晶
14.0インチで解像度は2160×1440です。
一般的なフルHDよりも表示領域が広くなるのでノートパソコンでも広く使いたい方にはオススメ。(そのぶん文字とかも小さくなりますが)
ディスプレイのフレームも細い方だと思います。
画面のアスペクト比は横長の16:9ではなく、スクエアチックな3:2。
昨今3:2のノートパソコンが増えているような気がしますが、トレンドなのでしょうか。
このモデルはまだあまり周知されてないのか、サードパーティ製の保護シートやノングレアシートが見当たりませんでした。
ファンの音は電源オプションでパワーを落とすと静かになった
Windowsのアップデートなどでファンが全開になると結構うるさい。
ブラウザ使ったりあまり負荷がかからないとそこそに静かですが、それでも事あるごとに「シューン」っとファンが回るようでした。
なので電源オプションの詳細設定から少し設定値を変えてあげます。
- 最大のプロセッサ状態を100%から80%に変更
- システムの冷却ポリシーをパッシブに変更
ノートパソコンのファンがうるさいときによく講じられる手段ですが、これをするとかなり静かになります。
(高負荷なことすると通常運転すると思いますが)
ちなみにSPEEDFANやその他ファンコントロール系ソフトを入れてみましたが制御できませんでした。
本体も低負荷なら全然発熱しません。
バッテリーの持ちはあまり良くはない
macbookや長時間使用を謳うラップトップのような電池持ちは期待できません。
適度にネットサーフィンなどで連続使用し良くて5~6時間、早くて4時間程度のように思います。
(私は出先でバッテリーが50%切ると不安になって使わなくなるので、基本電源につなげて使うスタイルになりますが・・・)
コンセントから電気を供給できない環境下であれば、PD対応の大容量モバイルバッテリーなどが必要ですね。
幸いPD対応のUSB-Cが搭載されているので、ここ近年の「外付けバッテリーで何とかしのぐ方法」も使えるのはメリットかもですね。(とはいえどのモバイルバッテリーでも使えるかは不明なので注意が必要)
CPUの性能も同価格帯と比較すれば高性能なので、その分電気も消費しやすいのでしょうか。
CHUWI Corebook X総評
これで2.3年普通に使えるなら安すぎコスパ良すぎ
中華製品全般において「不具合や故障は割と起こりうること、トラブルも自己解決しつつ安物と割り切って使うのもの」という前提はあるものの、やはりCHUWIは信頼感あるなぁといった感想でした。
今のところ特に危なげな所もなく、快適につかえています。
しいて言えば、何故かインストール済のWindows10 Homeがアクティベーションされておらず、シリアルなどもわからない状態だったとうことくらいでしょうか。
それもVIPカードに記載のメールアドレスに連絡したら1時間ちょっとでアクティベーションコードを教えてくれて、無事認証が通りました。仕事が早い。ありがとう。
現時点ではメチャクチャ買ってよかったです。