なんだかすっかり定着したブラックフライデー。
アマゾンや楽天では絶賛セール中ですよね。
「この機会に何か買ってやる!」と意気込んでいる人に水を差すような記事となりますが、知っておけば「今買う必要はないか」という選択肢もあるかもしれません。
Amazonのセールは嘘まみれなのか?
参考価格から割引率で「大値引き」を装う商品も多数
こちらINIUのTypeCケーブルです。
ブラックフライデーセールで驚異の52%オフ!!!!!
ですが、価格調査プラグインのKeepaで見るとその実態は一目瞭然。
過去の販売価格は2022年5月頃からだいたい1,500円近辺、過去のタイムセール時も1,000円ちょい。
これじゃ別にブラックフライデーとか関係ないし、ぶっちゃけ参考価格で販売されてすらない。
こうやって謎の参考価格と比較した割引率で「今買わないともう次は無いよ!感」を出しているホラ吹き商品が意外とあります。
それをわかって買う分には自由なのですけどね。
とりあえずKeepaを導入して「買う前に価格チェックする」は結構重要です。
chromeやVivaldiなどのブラウザであれば拡張プラグインを入れればチェック可能ですので、是非参考に。
https://apps.apple.com/jp/app/keepa-price-tracker/id1518541385
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keepa.mobile&gl=US&pli=1
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クーポン処理でKeepa対策している販売者もいるよう
プライスチェッカー「Keepa」を使えば過去価格も調べられて罠に落ちることも減る訳ですが、その対策もなされているようです。
その抜け道とは「クーポン」
よく下記のようなクーポンを見たことはありませんでしょうか?
このクーポンを使った割引はKeepaに追跡されないので、下記のような仕組みで安売り感を演出することができます。
例えば・・・。
- デカいセール前には5000円引きのクーポンを発行し客寄せする。
- セールが始まったら、クーポンを取り下げ元の値段から5000円値引きして販売する
セール前とセール中で結局値段は変わってないんですけど、セール中にその商品を見た人は「ウワォ!!!5000円も値引きされてる!セール最高!」と気持ちが昂ってしまう訳ですね。
さらに前述した謎の参考価格とコンボ決めれば「○○%OFF!!!」なんて衝撃価格にできる訳で・・・。
繰り返しますがクーポンはKeepaで追跡されないので、念のためチェックしてもガチなセール価格に見えるというカラクリ。
Amazonのお得な買い方
Keepaで過去のタイムセール価格を知り、その価格になるまで待つ
これは適当に選んだモバイルモニターの価格グラフです。
上記のように、7月に1度タイムセールがあったことがわかります。
27,000円くらいの商品が22,000円台にまで割引されていますが、同じレベルの割引が9月にもされています。(タイムセールではなく4回ほど割引されてるようでした)
その間は27,000円程を貫いていたのか、はたまたクーポンで4000円くらい値引きしてタイムセール時と同じ値段で販売してたのかは不明です。
(特に中華製品は)過去のタイムセール価格までは(よっぽどでなければ)再びセールする余裕があるはずなので、急いでないならセールまで待つと安く買えます。
さいごに
とか色々いいつつも、セールは気になるよね
色々とカラクリも感じつつ、それでもセールが気になるのは「これは正真正銘のお買い得だ!」というものに巡り会いたいのでしょうか。
「私は上手い買い物ができる」という自信があるのでしょうか。
セールだからという口実でただ単に浪費したいのでしょうか。