個人でハンドメイド品を販売したり、あるいはネットでの活動(Youtuber)で住所が必要な機会ってありますよね。
でも「実家や現在借りている賃貸の住所を出すのは怖い!」と、行動が制限されている人も多いハズ。
ここでは「本当の住所を知らせずにハンドメイドなどの活動をする方法」について解説したいと思います。
住所を知られずにハンドメイドや作家活動をするには?
バーチャルオフィス(住所)を使えば住所バレを回避可能
バーチャルオフィスというと「起業したての人がとりあえずで作るペーパーオフィス」のイメージがある人もいるでしょう。
実際にオフィスは存在せず、その住所に「会社の名前だけある」という状態なので”バーチャルオフィス”という訳ですね。
特に怪しい商売をしている方々がこぞって利用する手段として昔は敬遠されがちでした。
ネットビジネス(情報商材)などが流行っていた頃ですね。
ですが、時を経てSNS・Youtubeが流行り「ネットで顔出しが当たり前のいま」になると今度は住所バレが問題になりました。
そこで、改めてバーチャル住所の存在にスポットが当たった訳です。
バーチャルな住所(サービス提供会社が用意した住所)を使うと、真っ当にネットで活動している作家さんがより安心して販売やプロモーションを行えるようになります。
もちろん「怪しいことしてる」なんて思われることはないでしょう。
なぜならすでに「ハンドメイド作家」や「クリエイター」などなど、何をやっているかネット上で見せているハズですから。
そのうえ、バーチャル住所を契約するにあたって本人確認も徹底されていれば、悪いことをするような利用には使われません。
ネット活動で住所がバレて何か問題あるの?
ネットで活動する女性は特に「ネットストーカー対策」を万全に
ネットで活動する女性は特に注意が必要です。
- コスプレイヤー
- 歌い手
- 同人作家
- 事務所に所属などしていない声優(志望)
- フリーランスとして顔出しで仕事している方
今は世界中に発信できますから、ファンの多い少ないは関係ありません。
実際、ファンの少ない駆け出し時期ほど関係性が近くなりやすく、ストーカー等に注意する必要があります。
また、そういう駆け出しの人をわざと狙う人もいると聞いたことがあります。
ネットストーカーはありとあらゆる方法で個人情報を知ろうとしてきます。
日本でアイドル活動をする女性にストーカー行為をはたらき、わいせつ行為をしたとして逮捕、起訴された男が、警察の取り調べに対し、この女性の写真の瞳に映っていた景色から住所を特定したと供述した。日本のメディアが伝えた。
ちなみに当サイトでも「ネットストーカー注意喚起」として下記の記事を結構昔に書いてますので参考にしてみてください。
【参考】【悪用厳禁】1枚の画像や動画から場所や時期を特定する方法と考え方【デジタルストーカー】
いやがらせは多種多様である上、家族や会社にまで及ぶ可能性も
ストーカー問題のほかに「悪意をもって嫌がらせしてくる人やアンチ」の存在も忘れてはいけません。
住所がバレると何が起こるでしょうか?
住所バレで起こりうる嫌がらせ
- 届くと困る大量のものが送られてくる(工事現場にあるカラーコーンはよく嫌がらせで使われるようです)
- 勝手に出前の注文や資料請求を大量にされる
- 何かの貼り紙をされたり、宗教勧誘がくる(宗教やマルチに住所が横流しされるため)
- 張り込みや尾行(付きまとい)
- 会社や家族関係を割り出され脅迫
嫌がらせももっとひどいものとなると、玄関前に動物の死骸や刃物が置かれていることもあるそう。
バーチャル住所で個人情報を伏せて活動する
月額は保険料と考えて、より活動に専念できる環境を
バーチャル住所を取得するには無料とはいきません。
家賃と同じように月額がかかる訳ですが、既存のバーチャルオフィスサービスだと月額2,980円など、意外と事業者向けの価格帯だったりするんですよね。
しかし、個人作家向けに手頃なお値段で提供しているサービスもあります。
例えば和文化推進協会のバーチャルオフィスサービスだと月500円とお手頃。
【業界最安の月額500円】バーチャルオフィスサービス会員募集「和文化推進協会」
デメリットは有料であること。活動するからには利益を出すべし。
デメリットとしては家賃のように月額がかかること。
でも逆に言えば「それくらい普通に利益から払えるように頑張ろう!」という覚悟として捉えてもよいかもしれません。
また、バーチャル住所宛に届いた荷物の転送サービスもありますが1件ごとに料金が発生します。
とはいえ「自分の本当の住所を明かさずに活動する」という目的はちゃんと果たせているので、プライバシー対策は完璧です。
活動内容も明確にしていれば「怪しいことやってる人?」と怪しまれる心配もありません。
さいごに
どこにも属さず個人で動き、結果を出す人が増えてきたからこそ
よく事務所に所属している人とかだと「ファンレターは事務所宛で」とかありますよね。
でも、昨今ネットで有名になった個人はどこにも属さずいる人も多いので、そうなると自分で対策する他ないんですよね。
これから必要になってくるサービスかと思います。
ぜひ、自己防衛の参考になれば幸いです。