人々がMacを使う理由は様々ですが、その多くは「見た目の洗練さ」から始まり、いつのまにか操作性も気に入ってしまったみたいな感じではないでしょうか。
十数年前と比べるとApple大躍進もあってかMacでできる事は格段に増えました。とはいえまだまだWindowsオンリーなソフトも多いものです。
「二台持ちすべきか?それともMacでWindowsを動かす術があれば・・・」という方に私の最適解を紹介したいと思います。
Mac使いの私が選んだWindows最適解
別にWindowsPCを持つか、サブMacにBootCampでWindows
用途にもよりますが結論として解は2つあり、それが下記です。
ポイント
- WindowsPCを別に買ってMacとは別々に動かす。(今現在Mac1台のみであれば)
- MacにBootCampでWindowsを入れる。(できればメインMac,サブMacの二台持ちだと尚よし)
ちなみにこれはMac mini2018(Core I7/32GBメモリ/SSD)にParallelsDesktopを入れてWindows10を動かしていた人の結論です。
仮想化ソフトで動かすとどれだけスペックが高くてもどこかモッサリ感があります。
これがメモリ8Gや16Gの型落ちMacbook(Pro)などだと結構キツキツ。
また、MacとWinをストレスなく行き来するために常時起動させていたくなるので、本来Macに100%使われるべきリソースが奪われていきます。
ただしキーボードの親和性とcoherence(Macの中にWindowsを溶け込ませてしまう機能)はすごいです。
また、仮想化ソフトの中ではParallelsDesktopが飛び抜けて優秀でありながら、定期コストが発生します。
例えばMacOSがアップデートされ新しくなるとそれに伴いParallelsDesktopのバージョンも上げる必要がでてきます。
ParallelsDesktopはMacがアップデートされるごとに継続課金されるように仕組みを構築しているため「OSアップデートは絶対しないよ」という人でもなければ定期的に5,000〜1万円程度の出費が発生するでしょう。
私は以前買ったParallelsを新しいMacで使おうとしたら「このOSのバージョンには最新のParallelsが必要です」と弾かれてしまい、結局アップデートを余儀なくされました。
古いParallelsは機能が劣るなどではなく、OSとのバージョンが合わないとそもそも使わせて貰えないのです。
「Windowsのソフトでファイルを開ければいい」
「Windows専用のソフトを常時走らせたい」
そういう用途なら5万円程度のWindowsPCでも買ったほうが遥かに快適です。
最近は中華メーカーの格安ノートパソコンもかなり完成度が高くなっており質感も上々であると聞きます。
今現在、私はサブで使っているMacBook Air2019(core i5/8G)にBootCampでWindowsを入れて使っています。
もともと持っているMacだったのと、Windows10を入手できれば新しいWindowsPCを買うより安くあがるため。
パッケージ版でも2万円しないのですから、2万円でWindowsPCを買ったようなものです。(しかも外見はMacなので見た目にも美しい)
ということで再び結論を述べると。
ポイント
- WindowsPCを別に買ってMacとは別々に動かす。= 5万円程度のWindowsPCでも仮想化より快適だったりする
- MacにBootCampでWindowsを入れる。=WindowsPCを買うよりも遥かに安上がりかつPCのデザインに不満がない
Mac使いがBootCampでWindowsを使うときの疑問
Windows10を買わないといけないんだよね?高くない?
Windows10はパッケージ版を買うとそれなりの価格(20,000円とか)がしますが、一部正規のシリアルコードが激安で販売されています。
以前はpsngamesという名前で運営されていました。
今はconsogame.comという名前でOEM版、リテール版のWindows10が700円〜1,500円で販売されています。
「もしかして違法な海賊版かな?」とも思いましたが、あまりに安いので試しに購入してParallelsDesktop内にインストールしてみたところ、ちゃんとライセンスが通り正規品であることがわかりました。
(今時、適当なシリアルコードを自動生成した程度じゃアクティベーションを通過できないので何もせずすんなり通るあたりちゃんとした製品だと考えます)
恐らくですがPC関連業者などが得られる格安のライセンスが横流しされているような気がします。(そういう事情には詳しくないですが)
Amazonなどでも似たような感じのモノが売られているので正規品をこの価格で販売する方法は何かしらあるということなのでしょう。
ちなみにこの手の製品にはインストールディスクなどはなく、シリアルコードだけなので、Windowsのイメージファイル(iso)などを自分でダウンロードしてやる必要がありますが、圧倒的安上がりです。
OSの切り替え(起動)が遅いのでは?
実は私もBootCampは数年ぶりでした。
当時はまだHDD全盛だったので、切り替え起動に時間がかかりイライラしたものですが、今はSSDかつスペックも大幅に向上しています。
私の所持するMacBook Air2019(core i5/8G/ssd)なら全然苦にならない切り替え速度です。
そもそもサブで使っているMacなので電源を入れたら常にWindowsを選ぶようにしているほど。
Mac1台で運用されている方は用途にもよりますが、macとWindowsでデータなどを行き来させたい使用目的ならBootCampは微妙ですね。
また、HDD内蔵の古いMacを使っている人もあまり快適ではないかもしれません。
(かといってParallelsはそんなにオススメしたくはない)
それなら別にWindowsPCを買います。
Windowsのキーボードと合わないよね?入力しにくくない?
Macのコマンドが使えなかったり、日本語と英語の切り替えがしにくいなどのデメリットはあります。
が、数年ぶりに使ってみたら「あれ、そんな不便じゃない」と思ったのも事実。
Macで使ってたショートカットキーをバリバリ使うような作業じゃなければ何てこと無いレベルでした。
MacBook Air2019は[option]の左側に[caps lock]があるのですが、ここを押すと英字になります。
そしてスペースキーの右側にある[かな]を押すと日本語になります。
これだけ知ってれば今の私の用途的には困らない。
どうしても我慢ならないならWindows用のBluetoothキーボードでもつないでおけば済む話です。
さいごに
用途ごとにあったほうが結局便利
ミニマリスト的に兼ねていくのは持ち物や管理コストが減って良いことも多いです。
しかし、いくら可能とは言えスマホで長文を打つのが面倒なように、Mac一台で都合よくWindowsも兼ねるのは意外と面倒でした。