ウェブサイトを巡回していると、自分が目にしたくないと思う情報に遭遇することもありますよね。
良し悪し様々な情報を得ることや「得られる環境」は大事ですけど、そこには「ただの誹謗中傷」や「不快なワードを連呼する存在」なども多分に含まれます。
「せめてそのあたりは自分でコントロールしたいなぁ」という方に向けた記事となります。
見たくない情報を遮断・回避するクローム拡張
ネット上の特定ワードを置き換えて見えなくする拡張
TextFormaというクローム拡張をつかうと実現可能です。
https://chrome.google.com/webstore/detail/textforma/nmoicgikomkhfcfimpldahmfabckjiie?hl=ja
特定キーワードを追加していくと、その単語が文字として判別された時に「*****」に置き換えてくれます。
例えば「ステイ子」という人物名を登録した場合、ネット巡回中にその単語が見つかり次第「*****」とマスクしてくれるわけです。
ポイント
単語を含むページをまるごと非表示にしてしまうと、そのせいで他の情報もまるごと捨ててしまうリスクを考えた上での機能とのこと。
注意
私の環境での事例ですが、この拡張機能をオンにすると、特定の動画サイトで音ズレ(動画が二重再生される)が発生したり、ログイン画面での自動入力ができなくなったりしました。
この拡張をオフにすると元に戻るのでおそらく原因だと思いますが、似たような事がある方は参考までに。
特定のサイトをまるごと検索結果から消し去る拡張
uBlacklistというクローム拡張を使うと可能です。
https://chrome.google.com/webstore/detail/ublacklist/pncfbmialoiaghdehhbnbhkkgmjanfhe?hl=ja
uBlacklistはGoogle検索で動作すると書いてますが、DuckDuckGoやEcosiaでも動作可能です。
自分が「このサイトの情報は一切見たくない!」と思った場合に検索結果上で「このサイトをブロックする」を選択すると、リストに登録されます。
リスト登録以降、ありとあらゆる検索でそのサイトが引っ掛かりそうなら事前に非表示にして見えないようにしてくれます。
あなたが消したいサイトは?
- 不安を煽るばかりのニュースサイト
- 適当な記事ばかりの大手メディアサイト
- 1記事を何ページにも分けてくるキュレーターサイト
- なんかムカつくおしゃれなサイト
- ゴシップばかりのサイト
- 広告だらけのサイト
- 掲示板のまとめ系サイト
- Youtubeのまとめ系サイト
しかも非表示リストに入れたサイト情報はインポート(読み込み)エクスポート(書き出し)が可能。
さらにDropboxで自動同期できるうえ、他人が作った非表示リストを購読することも可能。
朗報
こちらのuBlacklist、なんとiOSのsafariブラウザ(=iPhone)でも使えます!Appstoreからsafari拡張としてDL可能。
スマホで検索する人もこの機能を使えば「検索に出てこないで欲しいサイト」をbanできます!
残念なのがPCとのリスト共有がうまくいかない点。dropboxで共有を試みましたが私の環境ではできませんでした。
ちなみにiOS版のuBlacklistはgoogle検索のみ対応みたいな雰囲気出てますが、duckduckgo検索でも使えました!やったね!
androidは?
uBlacklistアプリは現状、androidにはありません。
しかし!ブラウザをFirefoxにすることで拡張機能のuBlacklistを使えるようになります。
不快なワードや大手のおすすめ投稿等を自分のツイッター上から消し去る拡張
Twitter Stress Reductionという拡張を使うと可能です。
作者の説明をそのまま引用させて頂きます。
Twitterで消せない「おすすめ/トレンド/何してる?」などを非表示(≒ブロック)にする Chrome/Firefox拡張です。
(最近だとハフポスト、BuzzFeed、文春オンラインなど…と書いていましたがその後、多数増殖した様子)さらに活動家的なハッシュタグ(「○○やめろ」「○○に抗議します」等)の、扇情的な言葉にウンザリという方にお勧めします。
(指定したキーワードにマッチするエントリを非表示化します。設定は下部画像をご覧ください)
「のんびり平和的にSNSをしたいのに不穏なキーワードが流れてくる」なんて方にはおすすめかもしれません。
Youtube上の不快なチャンネルやユーザーを非表示にする拡張
Channel Blockerという拡張を使うと可能です。
https://chrome.google.com/webstore/detail/channel-blocker/nfkmalbckemmklibjddenhnofgnfcdfp?hl=ja
昔で言えば「文字をスクロールしただけの動画」、昨今は大流行中の「切り抜き動画」ですが、とにかく不快なチャンネルはいつの時代も減ることはないようです。
雨後の筍のようにポコポコ湧いてくるのですが、この拡張を入れるとチャンネル名の横に出現する「×」ボタンで簡単に非表示にできます。
さらにそれだけではありません。
設定画面では単語レベルで事前にブロックする機能もあり、チャンネル名と動画タイトルを別々に設定可能。
私は国民的スポーツの大半にあまり興味がないのでおすすめに出てこないように単語を登録したりしてます。(動画の切り抜きがたくさん出てくるので)
あと「バカだのアホだの頭悪いだの言いまくる不快な言論人の切り抜き」も事前にブロックして出てこないようにしたり。
さらにこの機能、動画投稿していないユーザーにも適用できます。
コメントしているユーザーの名前の横にも「×」ボタンがつくので、ポチッとすればその人のコメントは以降絶対に見えません。
特定のサイトの特定の要素を消し去る拡張
CustomBlockerという拡張で可能です。
https://chrome.google.com/webstore/detail/customblocker/elnfhbjabfcepfnaeoehffgmifcfjlha?hl=ja
こちらは「少しでもHTMLやCSSがわかる人向け」な拡張かもしれません。
サイト上の特定要素をブロックするのに便利です。
例えば「ショッピングサイトで毎回出てくるPR要素のブロック」など、広告ではないけど邪魔な要素を消すのに有用です。
他にも下記の機能もあるようですが、私個人としては他の拡張を活用しているため不使用です。
* Twitterで、特定のハッシュタグを含んだツイートや特定のアプリから投稿されたツイートを全部隠す
* Google+ の投稿に「NGワード機能」を追加する
* Amazonなどの通販サイトで特定のユーザのレビューを非表示にする
* Pixivにキーワード・タグ・投稿者などによるフィルタ機能を追加する
* ソーシャルブックマークで、不快な言葉や邪魔なタグを含んだ投稿を隠す
* 検索結果から、特定のドメインのものを取り除く
* Facebookで、特定の言葉を含んだコメントをすべて非表示にする
* YouTubeやニコニコ動画で特定の言葉を含んだ動画を非表示にする
* 2ちゃんねるで特定のキーワードを含んだ投稿を非表示にする
* 広告を非表示にする。普通の書き込みと同じ体裁で投稿された広告もブロック
Chrome拡張使うならVivaldiがおすすめブラウザ
私は前からVivaldiというウェブブラウザを使用しています。
Chrome系のブラウザなのでChrome拡張も使えますし、動作も軽く何かと便利です。
また、普段からFirefoxを使っている方は同じ名前で検索するとFirefox拡張でリリースされているものもあります。
iPhoneでも使えると嬉しいなぁ。
さいごに
ブロック・非表示ツールは「逃げるものではなく、考える余白を作るためのもの」
この手のツールは「今の自分に都合のよい情報だけを厳選する」という行為にもなり得ます。
それは良いことばかりではなく、時に「考え方が一方的になり反対意見を一切聞き入れない思考」にもなるかもしれません。
個人的には「自分で考える余白を作るために情報を絞る」という意識で使っていけたらと考えます。
私たちは常に情報を取捨選択してサバイブする必要があるわけですな。