昨今ジワジワと広がっている中華製スポンジ銃。
トイガン系Youtuberなども取り上げていて、私もたまに見ては気になっていました。
今回はkar98kのスポンジ銃を買ってみたのでそのレビュー。
スポンジ弾を飛ばすkar98kライフル
肩身の狭くなるエアソフト界で新しい活路となるか?
この手の商品も気づけば中華が席巻。
面白い商品は次々と中国がワンストップで発表していくので「日本メーカーから出てたらそっち買うのに」と思いながら向こうにお金を落としてしまいます。
中国ではエアガンやBB弾の所持などが一律禁止になったとかも聞きます、確かなソースがある訳じゃないんですけどね。
で、その回避からなのかスポンジ弾を飛ばすトイガンをちょいちょい見かけるようになりました。
スポンジ弾といえばナーフが有名ですが、あのカラフルな配色はいかにも子供用向け感がありますよね。
今回買ったのはそんなカラフル配色ではなく「割と従来のエアソフトガンに外見を寄せた雰囲気かつスポンジ弾」というこれからさらに開拓・発展しそうなジャンルの代物でございます。
とはいえ到着時の開封してすぐの絵がこれ。
適当に詰めた感が否めません。というか発泡スチロールで緩衝されてないのがもう笑えてきますが、昨今はエコ梱包とか増えてますしある意味イマドキですかね?
まぁ7000円くらいの中華オモチャですから仕方ないと割り切れる部分ですけど。壊れてないだけマシでしょう。
組み立てみると割と普通のライフルに見えます。
ただし、スコープやサプレッサーはダミー。本来の機能は果たしません。
木目もザ・プラスチックですね。
「これを再塗装してリアルにしてやろう!」なんて楽しみ方もできるという点ではちょうどよいオモチャ加減とも評価できます。
やたらリアルだと何もしなくていいですから。(7000円でそんな手の込んだもの買える訳ないですが)
リアルさも威力もさして無いが、排莢ギミックが面白い
中華トイガンの特徴として排莢アクションがあります。
規制まみれのトイガン事情としてはもはや威力よりギミックの面白さに舵を切ったということでしょうか。
という意味では「モデルガンじゃねぇか」って感じですけど、モデルガンより1回りも2回りもチープなんですよね。
テッカテカのプラスチック空薬莢にスポンジを詰めて・・・。
マガジンに詰めて・・・
(ん、kar98kってマガジンあったけ?)
コッキングして狙う。ボルトアクションはエアソフトガンの勝手と同じですね。
で、スポンジだけ飛んで、再度コッキングすると空薬莢だけが銃から排出される。
お座敷シューターならこれで十分じゃん!楽しいわ!
弾道は空気抵抗受けまくりですし、弾の勢いも一定ではない。
もはやサイトなど何の意味もなさない「感覚で狙う銃」ですけど、吸盤でくっつくのが良いですね。
マガジンに3発しか入らないので一連の動作がすぐ終わるのがイマイチですが、それでもちょっと遊ぶには十分。
スポンジ弾の嬉しいポイント
- 吸盤付きだと(窓などにひっつくので)回収が楽ちん
- 部屋中にぶっぱなしても弾が見つけやすいので回収が楽ちん
- 威力弱いので(どこに撃っても破損の危険が低く)ターゲット不要
特にダイソンのようなサイクロン掃除機でBB弾を吸うとダストカップ内で高速回転してうるさいんですよ。
あと、BB弾は威力の規制があるとはいえ、18歳以上用で壁を撃つと石膏ボードが凹む程度に強いです。プラ製品に当たれば割れます。
もう世の中のお母さん激おこ案件です。
という意味ではスポンジ弾なら室内遊びにはかなり最適化されているのでいい感じかと思います。
さいごに
スポンジ弾のトイガンはきっと印象がいいハズ。日本メーカーでも作ってほしい。
硬くて小さいBB弾であれば「危ない!」というイメージを持つ人もいるでしょうし、実際当たり所が悪いと危険です。(例えそれが10禁であっても)
でも「弾がスポンジ」ということであれば、多くの人はそれを脅威とは思わないでしょう。
特にスポンジというワードからくる「やわらかい=痛くない」というイメージはすでに多くの人が共感してくれる所かと思います。
昨今クロスボウの所持が許可制(実質禁止)になったり、危険(だと思われる)物に関しての規制は今後も強まると見ています。
BB弾を飛ばすエアソフトガンはギリギリ大丈夫な気もしますが、次にそれで事件を起こす輩が出た際にはどうなるかわかりません。
反面、スポンジ弾であれば威力なんかたかが知れてますし。前述したように言葉のイメージから危険物(脅威)とは思われにくい。
飛距離も精度も出ないのでサバゲーや精密射撃には向きませんけど。
でも、トイガンユーザーってみんながみんなサバゲーとかやる訳じゃないですからね。
2023/08/26追記「塗ってみた」
あまりにもプラスチッキーな質感をどうにかしたいと素人ながらに塗装してみました。
↑塗る前、塗った後↓
元々銃身の前方にバイポットを付けるレールがついてたのですが、本体がウッドだとすると不自然な造形となるため切断してパテ埋めしています。
ちょっとボロい感じの方がソレっぽいかな?とか思って、ダメージ風?(ウェザリングだっけ?)みたいなのを真似てます。初挑戦。
ちなみに使った塗料は下記。
本体が本体なので、なるべくお金かけずにダイソー製品などで済ませました。(ダイソーとニス以外は前に買って使わなかった品々)
ウッド部分はタミヤのキャメルイエローで雑に塗ったのち、ダイソーのアクリル絵の具(黒)で木の模様を適当に書いて、その上からワシンの油性ニス(マホガニー)を塗ってます。
ニスを塗るまで黄色と黒のトラ柄っぽくなりますが、ニスを塗り重ねるとほとんど消えてうっすら黒が見える感じでしょうか。
塗装の工程はこちらの記事を参考にしてます。
【参考】プラスチックがマホガニーに!? 簡単にできる木目塗装の方法
上記記事だとニスもスプレータイプですが、私は手塗りのボコボコ感が出ても良いと思ったのでお手頃なハケ塗りニスにしました。
このニスはテッカテカにツヤありなので、乾燥後にクレオスの艶消しクリアでツヤ取り。
ウッド以外のボディ部分はダイソーの艶消しブラックで全体を吹いたのち、これまたダイソーのアクリル絵の具(銀)で「金属が擦れた感」を描く。
絵の具は薄めず筆に少量とり、さらに不要な紙などに擦り付け「筆に塗料がほぼないカッスカス状態」になってから、ボディの角をメインにササっとカスレを描いていきました。
シルバー塗ってブラックを重ねて、軽く削るというやり方が本流?なのかもですが・・・意外と上塗りしてもいい感じでした。
というかダイソーのこのアクリル絵の具が思った以上にシルバーというか、マットなメタリック粒子を感じる色合いで驚き。